三井物産環境基金
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INDEX="500"
NAME="ロスロケス国立公園における石油開発がサンゴ礁に与える生物学的、化学的影響調査"
TYPE="活動助成,"
YEAR="2008年度,"
AREA="中南米,"
KIND="海外の団体,"
ORG="Fundación de Investigación y Desarrollo de la Universidad Simón Bolívar (FUNINDES-USB)(ベネズエラNGO) (海外店推薦)"
Fundación de Investigación y Desarrollo de la Universidad Simón Bolívar (FUNINDES-USB)(ベネズエラNGO) (海外店推薦)
ロスロケス国立公園における石油開発がサンゴ礁に与える生物学的、化学的影響調査
活動助成
- 案件概要
人口の70%が沿海部に集中するベネズエラでは、サンゴ礁の魚類等が重要な食料であるため、世界最大級の油田、ガス田開発が、サンゴ礁に与える影響が懸念されている。海洋の資源開発においては、環境汚染発生後に環境を修復するよりも、危機管理計画を策定し、効果的に管理する方が、経済的負担も少なく容易である。この方法では、持続的なモニタリングと、生態系への影響を早期に発見することが重要である。本件は、多変量監視ツールを用いた、生物学的・化学的状態の短中期的調査により、石油開発がサンゴ礁の生態系に与える影響を評価することを目的としている。具体的には、ロスロケス諸島国立公園において、生物(底生生物・魚類)、化学物質(水・堆積物の化学的性質)、バイオマーカー(ストレス酵素・炭化水素解毒)のモニタリングを実施する。
- 対象領域
- 水産資源・食料生物多様性
- 助成年度
- 2008年度 第1回 活動助成
- 助成期間
- 2年
2008年10月〜2010年9月
- 助成金額
- 9,612,000円
- 対象地域
- ベネズエラ
団体概要
- 代表者
- Chief Manager Elia García
- 設立年
- 2007年
- 設立目的
- ①環境毒物学研究、ならびに石油、天然ガス産業の急速な拡大に影響され易い、サンゴ礁など海洋環境モニタリングの実施、②石油および天然ガスの採掘と、海洋生態系の保全とのバランスを保つ、持続可能な規範の設計・普及、③環境関係機関の職員のための研修開発を通じた能力開発。
- 主な活動地域
- カリブ海
- スタッフ数
- 常勤3名、非常勤10名
- 年間事業規模(経常収入)
- 2007年度約3,000万円
- 連絡先
- Laboratory of Marine Communities, Edf. BásicoI, Simón Bolívar University. 89000, zip code 1080 Caracas-Venezuela.
TEL:58-212-906-3414 - 主な活動内容
- 当団体は、海洋環境毒物学研究所(ECOMAR)が、ベネズエラ国内と外国の石油企業に対し20年以上にわたり行っている、毒物学の評価分析、生物による環境浄化修復、リスク評価、生物学的および化学的モニタリングを含む環境アセスメント活動を発展、拡充させている。1992年に、海洋科学技術機関(INTECMAR)とECOMARは、モロコイ国立公園において、カリブ海周辺の20の研究所と共同で、最初のサンゴ礁と水質のモニタリングプログラムを開始。2002年、ECOMARは、3か所のサンゴ礁(ロスロケス島で2か所、モロコイで1か所)を新たに加え、サンゴ礁モニタリングプログラムを拡大した。この活動は、当初、UNEP-RCU/CARの支援を受け、2002年以降は当団体の主要プロジェクトとして進行している。
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。