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三井物産環境基金

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財団法人 日本野鳥の会

「IBA白書 2010」発行及びIBA普及のためのシンポジウム開催・リーフレット発行

活動助成

案件概要

世界各地で実施されている重要野鳥生息地(IBA)の保全活動は、鳥類を指標として、生物多様性の保全上、重要かつ優先度の高い自然環境をリストアップ、公表、広報することにより、開発等による消失、悪化を防ぎ、法令等で保護地域を指定し保全して行くことを目的にしている。日本では徐々にIBAの存在が知られるようになってきたが、法令により保護されているIBAサイトは2006年度末で43%にとどまり、開発による脅威が高まっているサイトもある。こうした状況に鑑み、当団体は現在の国内のIBAサイトの現状を調査・分析し、「IBA白書2010」を発行するとともに、生物多様性のホットスポットとしてのIBAの現状と課題を、シンポジウムやパンフレットの発行を通して広報する。これにより現在のIBAサイトの現状と課題が行政や地域のサポーターなどに共有され、有効な保全対策に向けての世論形成につながると期待される。

対象領域
生物多様性
助成年度
2009年度 第1回 活動助成
助成期間
1年
2009年10月〜2010年9月
助成金額
4,527,400円
対象地域
日本全国
IBAサイトの1つ、青森県仏沼でのオオセッカの繁殖状況調査

団体概要

会長 柳生 博
代表者
会長 柳生 博
設立年
1970年
設立目的
自然にあるがままの野鳥に接して楽しむ機会を設け、また野鳥に関する科学的な知識及びその適正な保護思想を普及することにより、国民の間に自然尊重の精神を培い、もって人間性豊かな社会の発展に資すること。
主な活動地域
国内、東アジア
スタッフ数
常勤63名
年間事業規模(経常収入)
2006年度11億8,300万円/2007年度9億6,037万円/2008年度8億9,198万円
連絡先
〒141-0031 東京都品川区西五反田3丁目9番23号
TEL:03-5436-2633 
http://www.wbsj.org/
主な活動内容
  • ①保護活動
    ● 生息地の買い取りや協定によるタンチョウ、シマフクロウを対象とした活動
    ● カンムリウミスズメの保護と海洋生態系保全の活動
    ● IBA(重要野鳥生息地)の保全活動
    ● 風力発電への鳥類の衝突防止のための活動
    ● チュウヒの生息環境の調査解析によるチュウヒの保護と湿地保全の活動
    ● 環境省・モニタリングサイト1000における陸生鳥類のモニタリング活動
    ● マナヅル,ナベヅルの越冬地分散のモデルづくりの活動
    ● 野鳥密猟対策の推進のための活動
  • ②保護思想の普及活動
    ● イベントやサンクチュアリ、ホームページ、フリーマガジンなどを活用しての普及活動
    ● 野鳥保護区を活用したワークキャンプや小冊子などを作成配布しての子供向けの普及活動
    ● シマフクロウやタンチョウなどの科学的知識を普及し、保護につなげる活動
    ●「 フィールドガイド日本の野鳥」などの出版

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。