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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 日本ウミガメ協議会

ダイバーによる日本沿岸のウミガメ情報ネットワークの確立

活動助成

案件概要

三井物産環境基金の2005年度助成(2年間)により、絶滅危惧種であるアオウミガメの重要な餌場として、日本近海が使われていることが明らかになった。しかし、餌場である藻場は、近年、磯焼けなどによる藻の消滅で荒廃している。そこで、全国各地に生息するウミガメ類と藻場を保全するため、全国のダイバーにウミガメ類の写真を撮影してもらい、餌場としている藻場や生息分布域を特定し、継続可能な保全策を提言する。明らかになった生息域やウミガメの種は、ホームページで公開するほか、学会でも発表をおこなう。さらに、一般から入手した写真の中で、芸術的、学問的に優れた写真を表彰する。

助成年度
2007年度 第2回 活動助成
助成期間
2年
2008年4月〜2010年3月
助成金額
9,600,000円
対象地域
日本全国の沿岸域
アオウミガメの餌場となる藻場

団体概要

会長 亀崎 直樹
代表者
会長 亀崎 直樹
設立年
1990年
設立目的
ウミガメとそれを取り巻く海洋環境の保全をテーマに、ウミガメに関わる団体や個人を結ぶネットワークの中心的役割を担うことを目的として設立。
主な活動地域
大阪府枚方市(本部・広報、情報管理)、高知県室戸岬(研究)、鹿児島県笠沙町(研究)、沖縄県黒島(研究所・教育)
スタッフ数
常勤7名、非常勤5名、正会員52名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度7,911万円/2006年度5,894万円/2007年度5,086万円
連絡先
〒573-0163 大阪府枚方市長尾元町5-17-18-302
TEL:072-864-0335 
http://www.umigame.org/
主な活動内容
今年で19回目となる日本ウミガメ会議の開催や、情報誌の刊行を通じて、関係者に情報交換の場を提供し、ウミガメ類の研究および保護活動の育成・発展に努めている。具体的な実績としては、全国のウミガメ類の産卵回数を調べ、近年の急激な減少傾向を把握、全国統一標識放流事業の実施による産卵後のアカウミガメの回遊解明、市民参加型のストランディングネットワーク構築による死亡漂着の把握、書籍や資料の出版など。また、最近は講演等から青少年の環境に対する意識の向上にも努めている。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。