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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 日本下水文化研究会

バングラデシュ農村地域での水と衛生に関わる生活改善活動

活動助成

案件概要

飲料水用の井戸水の約30%がヒ素に汚染されて いるバングラデシュでは、海外援助等による対策 が種々講じられてきたが、事態は好転していない。 ため池などの表流水も利用することができるが、周 辺のトイレの管理が不適切なため、洪水期などには 衛生状態の維持が困難になる。  そこで本活動では、表流水を濾過する水供給施設 と、水源の水質維持のための、し尿分離型エコサン・ トイレを組み合わせて導入する。具体的には、現地 での問題点の聞き取り、啓発のための集会、計画立 案、施設建設、モニタリング、さらに自立的管理体制構築の支援を行う。活動は、当団体が従来よりエコ サン・トイレ導入プロジェクトを実施しているジョ ソール県の農村集落をフィールドとして行う。

助成年度
2008年度 第1回 活動助成
助成期間
2年
2008年10月〜2010年9月
助成金額
3,800,000円
対象地域
バングラデシュ
新しく作ったエコサン・トイレの周りに集まるバングラデシュの人々

団体概要

運営委員会代表 酒井 彰
代表者
運営委員会代表 酒井 彰
設立年
1992年
設立目的
当団体は、水管理の社会的成熟と水文化の発展に資するため、下水文化を発掘し、後世へ継承していくとともに、新たな問題意識のもとで、これからの水との付き合い方を創造し、発信することを目的とする。このため、下水文化の調査研究を行い、普及啓発を図る活動を行うとともに、国際協力活動として、わが国が培ってきた、水と衛生に関わる伝統や知恵を、開発途上国にふさわしい形で伝播させて行く。
主な活動地域
日本国内、バングラデシュ
スタッフ数
常勤2名、正会員254名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度1,023万円/2006年度918万円/2007年度798万円
連絡先
〒162-0067 新宿区富久町6-5 NJS富久ビル別館3階 
TEL:03-5363-1129 
http://www.jca.apc/jade/index.htm
主な活動内容
日本国内では、年1回機関誌「下水文化研究」を発行し(累計19号)、隔年で「下水文化研究発表会」を開催(累計9回)するなどの活動を継続しているほか、分科会活動、支部活動を行っている。こうした国内活動とともに、他機関の助成を受け、2004年度より3ヵ年にわたり、バングラデシュ農村地域でのエコサン・トイレ導入による衛生改善活動を行った。この結果、エコサン・トイレの有用性ならびに、この技術が利用者および地域社会に受入れられていることを確認。その成果を踏まえ、現在JICA草の根技術協力事業などとして、エコサン・トイレ導入活動を継続しており、290基のエコサン・トイレを導入した。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。