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三井物産環境基金

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財団法人 日本きのこセンター

菌根性きのこを軸とした里山の再生と保存

活動助成

案件概要

荒廃した里山を“きのこの山”に再生・保存する技術開発のための調査・分析。里山に多いアカマツやクヌギ、コナラなど、マツ科やブナ科樹種の根には、菌根という特殊な構造をつくり、木と共生するきのこが発生する。マツタケ、ホンシメジはその代表。菌根性きのこは多種多様だが、放置され光環境が悪化した里山では発生しないため、林内環境の整備が必要であるが、まだ技術的知見は十分ではない。そのため、鳥取市近郊において複数の施行処理を行い、きのこ発生との因果関係を調査する。

対象領域
表土・森林生物多様性
助成年度
2007年度 第1回 活動助成
助成期間
3年
2007年7月〜2010年6月
助成金額
9,180,000円
対象地域
鳥取県
きのこの発生調査の様子

団体概要

理事長 常田 禮孝
代表者
理事長 常田 禮孝
設立年
1958年
設立目的
財団法人日本きのこセンターの前身である全国椎茸普及会は、「原木シイタケ栽培を全国に普及し、乾シイタケを生糸に勝る日本の特産物とし、戦後の荒廃した森林・山村の発展に寄与し、わが国の復興を図ること」を目的に、1947年に発足した。1958年に財団法人となり、「菌類・きのこの研究、普及、教育を通して、わが国の森林・山村の健全な発展と国民の健康増進、そして学術文化の向上に寄与すること」を目的とする。
主な活動地域
日本全国
スタッフ数
常勤13名、非常勤9名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度1億4,400万円/2006年度1億3,300万円/2007年度1億4,200万円
連絡先
〒689-1125 鳥取市富安1丁目84番地
TEL:0857-22-6161(代) 
http://www.kinokonet.com/
主な活動内容
当団体の設立基本理念である「環境保全循環型農林業の維持振興と学術文化の向上発展に寄与する」を達成するため、以下の活動を行っている。森林資源の保全や利活用に深く係わる中山間地域の振興発展に貢献するため、自然循環系の中におけるシイタケなど、有用きのこ類の原木栽培システムに関する研究開発および技術指導を多彩に展開すると共に、きのこを主とする菌類研究ならびに教育研究指導を通して、学術文化の向上、そして生態的自然観を修得した担い手や技術者等の人材育成に取り組んでいる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。