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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 古材文化の会

伝統建築保存・活用マネージャー養成講座の開催

活動助成

案件概要

日本の木造建築の寿命は約30年であり、イギリスの141年、アメリカの96年に比べて非常に短く、住宅用木材を輸入に依存し、海外の森林減少の一因ともなっている。一方で、築後1300年を超える法隆寺金堂に代表される寺社建築や、100年あまり使用されている古民家が各地に現存するのも事実である。地球温暖化を緩和し、持続可能な社会を構築するためには、既存建築を含めた木造建築の寿命を飛躍的に延ばし、価値ある木造建築を評価し、保存することが必要だが、現状では、そうした知識や能力を有する人材が不足している。そこで本活動では、「伝統建築保存・活用マネージャー養成講座」を3年間にわたって開催し、文化財としての木造建築の評価、メンテナンス、および再生・活用マネジメント等の能力を有する人材を育成する。さらに修了生のネットワークを構築して、日本各地の持続可能なまちづくり、住まいづくりに貢献する。

助成年度
2005年度 助成
助成期間
3年
2006年1月〜2008年12月
助成金額
6,000,000円
対象地域
京都市を中心に日本全国
指定文化財修理の現場見学

団体概要

会長 永井 規男
代表者
会長 永井 規男
設立年
1996年
設立目的
歴史的・文化的価値ある木造建築が、安易に廃棄されることに危機感を感じた有志が集い、わが国の誇る木の文化を守り、木造建築分野での持続可能な社会を実現するために、古建築および古材の活用を促進すること、伝統的木造建築文化と建築技能の継承と発展を図ることを主な目的として活動している。
主な活動地域
京都市を中心に日本全国
スタッフ数
常勤1名、非常勤20名、正会員250名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度964万円/2006年度934万円/2007年度1,340万円
連絡先
〒605-0981 京都市東山区本町17丁目354番地 
TEL:075-532-2103 
http://www.wood.jp/kbank/
主な活動内容
古民家や古材に関する相談活動、木造建築の調査、伝統建築と古材活用への啓発のための勉強会や見学会、建築職人の技能を学ぶ講習会などを開催している。2003年に京都市の「第1回 京都環境賞」を、2004年にリデュース・リユース・リサイクル推進協議会より国土交通大臣賞を授与された。その他、2005年11月に環境省のNGO/NPO・企業環境政策提言において優秀提言に選ばれるなど、国や公共団体に向けた政策提案も行っている。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。