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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 古材文化の会

伝統建築保存・活用マネージャーのスキルアップと活動支援

活動助成

案件概要

わが国の住宅寿命は約30年で、欧米の100年に比較して極端に短い。持続可能な社会構築のためには、住宅寿命を延ばすことが喫緊の課題であり、特に我が国の木の文化の中核である伝統的木造建築の保存・再生を担う人材の育成が求められている。本活動では、本基金の2005年度助成案件である「伝統建築保存・活用マネージャー養成講座」の修了者を対象に、実習や講座によるスキルアップのための支援を行う。具体的には、登録有形文化財(建造物)の申請に必要な調査票等作成の指導、伝統的木造建築の保存・再生活動能力の向上、登録者の交流の場の提供、活動記録集の発行等を実施する。

助成年度
2008年度 第2回 活動助成
助成期間
3年
2009年4月〜2012年3月
助成金額
6,000,000円
対象地域
京都府を中心とする全国
京都の旧家屋を再生工事するワークショップ

団体概要

会長 永井 規男
代表者
会長 永井 規男
設立年
1994年
設立目的
歴史的文化的価値ある木造建築が安易に廃棄されることに危機感を感じ、日本が誇る木の文化を守り、木造建築分野での持続可能な社会を形成するために、古建築及び古材の活用を促進すること、伝統的木造建築文化と建築技能の継承と発展を図ることを主な活動目的として設立された。
主な活動地域
京都府を中心とする全国
スタッフ数
常勤3名、非常勤8名、正会員262名 
年間事業規模(経常収入)
2006年度1,181万円/2007年度1,357万円/ 2008年度1,018万円
連絡先
〒605-0981 京都市東山区本町17丁目354番地 
TEL:075-532-2103 
http://www.wood.jp/kbank/
主な活動内容
当会は、一般の方から寄せられる古民家や古材に関する相談活動や優れた木造建築等の調査活動、伝統建築と古材への理解を深めるための勉強会や見学会、市民が建築職人の技能を学ぶ実習講座などを数多く開催している。地道な木造建築文化の継承と評価の普及活動を続ける中で、2003年12月には、京都市より「第1回 京都環境賞」を、2004年10月20日にはリデュース・リユース・リサイクル推進協議会によるリデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰事業で国土交通大臣賞を授与された。その他、2005年度の環境省NGO/NPO・企業の環境政策提言事業において、当会の提言が最優秀となるなど政策提案活動も積極的に行っている。また、2005年からは三井物産環境基金の助成も得て、「伝統建築保存・活用マネージャー養成講座」を4年間、2009年からは京都市を交えた実行員会として「京都市文化財マネージャー育成講座」を開催し、木造建築の評価、メンテナンス、および再生・活用マネジメント等の能力を有する基礎的人材の育成に継続的に取り組んでいる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。