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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 アサザ基金

アサザプロジェクト地域活性化による流域管理モデルの構築

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案件概要

当団体は、多様な問題を抱える霞ヶ浦流域全体を対象として、環境保全と地域振興を一体化した事業を展開している。この事業は「市民型公共事業」と呼ばれ、これまでに市民、行政、学校、企業などから延べ16万人が参加し、多様な主体の協働によって新たな社会システムの構築に取り組んでいる。
本事業では、具体的に以下の①~④を実施する。
①霞ヶ浦流域を中心とした小中学校環境教育から地域づくりへの展開
②外来魚を活かした魚粉事業や、耕作放棄地を活かした菜の花栽培などを通じて、農林水産業の振興と地域コミュニティ活性化による湖の自然再生に向けたビジネスモデルの展開
③住民・企業・NPO等と協働による谷津田再生を通じた農業と地場産業の振興、および都市農村交流による水源地保全モデルの流域展開
④上記を一体化して取り組むアサザプロジェクトのモデル化による国内展開

対象領域
気候変動水産資源・食料表土・森林エネルギー生物多様性
助成年度
2005年度 助成
助成期間
3年
2006年1月〜2008年12月
助成金額
21,671,200円
対象地域
茨城県霞ヶ浦流域および国内各地
子供たちによる霞ヶ浦の自然再生活動

団体概要

代表理事 飯島 博
代表者
代表理事 飯島 博
設立年
1999年
設立目的
多様な環境問題、社会問題を抱える広大な霞ヶ浦流域では、従来の行政の発想による縦割りの取り組みでは問題を解決することができない。そこで当団体は、子供たちの活動を軸に地域を覆い、中心の無いネットワークによって、多様な主体や分野をつなぐ独自の戦略アサザプロジェクトを展開。地域の環境保全と地域活性化を内包する、社会の仕組みを構築することを目的としている。
主な活動地域
茨城県霞ヶ浦流域および日本国内各地
スタッフ数
常勤8名、非常勤4名、正会員44名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度9,351万円/2006年度6,464万円/2007年度8,562万円
連絡先
〒300-1233 茨城県牛久市栄町6-387 
TEL:029-871-7166 
http://www.asaza.jp/
主な活動内容
流域の魚業、農業等の地場産業、行政、学校、市民、企業、研究者と、地域ぐるみでアサザプロジェクトという場でネットワークを形成し、湖岸植生帯の再生、水源となる谷津田の再生・保全、水源となる森林の保全、外来魚駆除とその魚体を肥料化して農業に用いる水質浄化、170を超える小中学校での環境教育の展開を行っている。これらの活動は、独自のネットワーク戦略によって、地域の自然や人、物等の潜在的資源を掘り起こし、つなげていくことで、地域活性化と自然環境保全機能を組み込んだ社会システムを構築している。また、これらの展開には、地域コミュニティ(学区)の機能の再生が不可欠であることから、小中学校での学習展開に重点を置いて活動している。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。