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三井物産環境基金

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在来樹木の育苗と植樹

活動助成

案件概要

多様な生態系を持つフィリピンにおいて、外来種の存在は、生息地を失った在来種にとって大きな脅威である。マニラ首都圏、ルソン島中央部および南タガログにおいて、地域社会の支援のもと、減少しつつある在来樹木の種子・苗木の採取、育苗を行い、公園・路肩・学校などに植樹を行なう。単に緑地を回復するのみならず、フィリピンの多様な在来樹木を保存し、自然の状態で在来種と外来種が健全なバランスを保つことを目指す。 すでに、在来種・外来種に関する科学的な調査を実施し、地方自治体などの支援のもと、サンプル種子・苗木が各地から収集され、主要な樹木銀行などで栽培されている。また、在来種樹木の博物館・公園用地のため、政府機関・地方自治体・軍・民間との間で協定が締結され、協力関係が構築されている。さらに、学校の協力を得て、在来種に触れる機会の少ない子供たちに対する教育も行う。

対象領域
表土・森林生物多様性
助成年度
2007年度 第1回 活動助成
助成期間
1年
2007年7月〜2008年6月
助成金額
2,480,833円
対象地域
フィリピン

団体概要

設立年
1970年
代表者
事務局長 Imelda P. Samiento
設立目的
世界で2番目に多様な生態系を持つ国フィリピンにおいて、外来種は在来の動植物を絶滅の危機に追いやる大きな要因の1つとなっている。当団体は、当国の貴重な遺産である多様な在来樹木を保全・育成し、次世代に伝えることを活動の目的としている。
主な活動地域
フィリピン
連絡先
The Orchidarium, Valencia Circle, Rizal Park, Manila 1000 Philippines
TEL:63-2-527-6376
活動内容
当団体は、包括的な植樹プロジェクトである“TREES4Life”を以下のような内容で実施している。
  • ①フィリピンの生態系への外来樹木侵入の悪影響に関する研究。
  • ②伐採により減少している在来樹木の科学的調査。
  • ③地域社会や地方自治体の協力により集められた在来樹木の種子および苗木の育成。
  • ④在来樹木を植える公園などの用地確保のため、政府系機関、地方自治体、フィリピン国軍、不動産開発業者および民間企業との協力関係の構築。
  • ⑤若い世代に対する在来樹木に関する環境教育。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。