三井物産環境基金
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INDEX="258"
NAME="国際サプライチェーンを含む生産消費システムを対象とした環境負荷分析の理論と実践"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2007年度,"
AREA="日本全国,"
KIND="公的研究機関,"
ORG="独立行政法人 国立環境研究所 主任研究員 南齋 規介"
独立行政法人 国立環境研究所 主任研究員 南齋 規介
国際サプライチェーンを含む生産消費システムを対象とした環境負荷分析の理論と実践
研究助成
- 案件概要
国際社会の中で、わが国が脱温暖化、脱物質化へと向う経済社会システムを構築していくためには、国内の環境負荷等のみならず、国際貿易を通じての国内外への影響等を含めた影響、低減を図っていくことが重要である。しかし、国外で発生する環境負荷の定量的な把握、評価等は容易でなく、科学的な方法論の確立と実態解明は、重要な課題となっている。本研究は、こうした背景等を踏まえ、わが国の国際貿易に起因する環境負荷の包括的影響を同定するため、以下の研究を実施するもの。
①貿易に伴う環境負荷の包括的影響を分析するための手法論を確立する。
②各国統計データから分析評価モデルを開発し、日本の輸出入に付随するCO2発生、主要資源消費量を定量化する。
③バイオマス資源と金属資源の主要技術について、国内外の技術レベル等について複数のシナリオを設定し、最適な輸出入構造をシナリオ毎に同定する。研究には当研究所の研究者以外に、早稲田大学、九州大学の研究者が参加する。また、国際貿易や国際経済に関する制度を含めた、実態に造詣の深い専門家を研究全体の調整会議に招聘、または個別にレビューやコメントを依頼して,それを適宜研究に反映させる。
- 対象領域
- 気候変動エネルギー
- 助成年度
- 2007年度 研究助成
- 助成期間
- 3年
2008年4月〜2011年3月
- 助成金額
- 34,762,000円
- 対象地域
- 日本
団体概要
- 代表者
- 主任研究員 南齋 規介
- プロフィール
- 専門分野
環境工学
所属学会
日本LCA学会,International Input-Output Association(国際産業連関分析学会),International Society for Industrial Ecology(国際産業エコロジー学会)
経歴(職歴・学位)
2001年3月 京都大学大学院エネルギー科学研究科 博士課程修了(博士[エネルギー科学]取得)、2001年4月-2003年9月 独立行政法人国立環境研究所 内分泌かく乱化学物質及びダイオキシン類のリスク評価と管理プロジェクトグループ、2003年10月-現在 同 循環型社会・廃棄物研究センター - 連絡先
- 〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
TEL:029-850-2889
http://www.nies.go.jp/ - 共同研究者
- 早稲田大学政治経済学術院/教授 近藤康之、九州大学経済学部/准教授 加河茂美、独立行政法人国立環境研究所循環型社会・廃棄物研究センター/特別研究員 稲葉陸太、同/特別研究員 中島謙一
- 研究実績
- ①Nansai, K. et al., (2007), Simple Indicator to Identify the Environmental Soundness of Growth of Consumption and Technology: “Eco-velocity of Consumption”, Environ. Sci.Technol., 41(4), 1465-1472.
- ②Nansai, K. et al., (2005), Site-Dependent Life-Cycle Analysis by the SAME approach: Its Concept, Usefulness, and Application to the Calculation of Embodied Impact Intensity by Means of an Input-Output Analysis, Environ. Sci. Technol., 39(18), 7318-7328.
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。