三井物産環境基金
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INDEX="516"
NAME="人工衛星計測による中国大興安嶺における森林衰退のモニタリング"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2009年度,"
AREA="アジア,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 北海道大学大学院 農学研究院 准教授 谷 宏"
国立大学法人 北海道大学大学院 農学研究院 准教授 谷 宏
人工衛星計測による中国大興安嶺における森林衰退のモニタリング
研究助成
- 案件概要
中国大興安嶺は、近年、急速に森林の衰退が進んでいると言われており、原因として地球温暖化に伴う森林火災の多発や虫害発生も挙げられている。本研究は、現地調査及び衛星リモートセンシング技術、GISを利用して森林衰退の実態を明らかにする。現地調査は、森林生態学や昆虫学の視点も重視して実施する。現在のような気候変動が激しい状況との因果関係について考察するとともに、衛星を用いたモニタリングにより今後の変化への対策を検討する。さらに、衛星観測データを利用して大興安嶺における森林の炭素吸収能を評価する。なお、研究過程においては中国東北林業大学と連携して調査研究を実施する。
- 対象領域
- 気候変動表土・森林生物多様性
- 助成年度
- 2009年度 研究助成
- 助成期間
- 3年
2010年4月〜2013年3月
- 助成金額
- 12,990,000円
- 対象地域
- 北東アジア
団体概要
- 代表者
- 准教授 谷 宏
- プロフィール
- 専門分野
農林環境情報学
所属学会
日本農業気象学会,日本リモートセンシング学会,日本写真測量学会,農業農村工学会,日本自然災害学会,American Geophysical Union
経歴(職歴・学位)
1979年 北海道大学農学部卒業、1981年同大学院環境科学研究科修士課程修了、1992年 同大学博士(農学)取得、1992年 山口大学農学部 助教授、1999年 北海道大学大学院農学研究科助教授、2006年 同大学大学院農学研究院准教授 - 連絡先
- 〒060-8589 北海道札幌市北区北9条西9丁目
TEL:011-706-2553
http://www.agr.hokudai.ac.jp/env/gstars/ - 共同研究者
- 北海道大学/講師 王秀峰、同/教授 齋藤裕、同/准教授 澁谷正人、香川大学/助教 松村伸二
- 研究実績
- 「人工衛星データを用いた北東アジアの環境変化に関する研究」
- 「リモートセンシングによる土壌水分の推定に関する研究」
- ①Application of the Sahebi model using ALOS/PALSAR and 66.3 cm long surface profile data. International Journal of Remote Sensing, 30, 6069-6074, 2009
- ②A Study on Estimation and Changing of Net Primary Productivity in the Yellow River Basin using Satellite Data and Climate Data, Journal of Environmental Information Science, 37(5), 15-20, 2009
- ③Estimation of Soil Moisture for Bare Soil Fields Using ALOS/PALSAR HH Polarization Data, Agricultural Information Research, 17(4), 171-177, 2008
- ④A study on desertification in the Yellow River Basin: Investigation of actual status using satellite and climatic data, and their relationship, Journal of Remote Sensing, 11(5), 742-747, 2007
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。