三井物産環境基金
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INDEX="206"
NAME="データ同化手法を用いた地球規模でのエアロゾルの排出量推定と気候影響評価"
TYPE="研究助成,"
YEAR="2008年度,"
AREA="国際,"
KIND="大学,"
ORG="国立大学法人 九州大学 応用力学研究所 准教授 竹村 俊彦"
国立大学法人 九州大学 応用力学研究所 准教授 竹村 俊彦
データ同化手法を用いた地球規模でのエアロゾルの排出量推定と気候影響評価
研究助成
- 案件概要
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)は、呼吸器系等に悪影響を及ぼすほか、気候変動を誘発する物質でもある。本研究では、データ同化手法をエアロゾル気候モデルへ適用して、気候変動予測の不確定性主要因の1つである地球規模のエアロゾル排出量を高精度で推定することを目的とする。具体的には、エアロゾル気候モデルにデータ同化手法を適用するためのシステムを開発し、最近約10年分の各種エアロゾル(土壌性ダスト・海塩粒子・有機炭素・黒色炭素・硫酸塩)の発生強度・分布を推定する。最終的には緯度経度約1度の全球エアロゾル排出量推定を目指す。また、使用するモデルはエアロゾルの気候に対する影響を計算出来るため、データ同化適用後に高信頼度のエアロゾル気候影響評価を行う。
- 対象領域
- 気候変動
- 助成年度
- 2008年度 研究助成
- 助成期間
- 2年
2009年4月〜2011年3月
- 助成金額
- 4,750,000円
- 対象地域
- 地球全体
団体概要
- 代表者
- 准教授 竹村 俊彦
- プロフィール
- 専門分野
気象学・大気環境学
所属学会
日本気象学会、American Geophysical Union、日本エアロゾル学会、日本地球惑星科学連合
経歴(職歴・学位)
2001年9月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2001年10月〜2006年1月 九州大学応用力学研究所助手、2004年10月〜2005年10月 NASA Goddard Space Flight Center (アメリカ航空宇宙局ゴダード宇宙飛行センター) 客員研究員(兼任)、2006年2月〜 現職 - 連絡先
- 〒816-8580 福岡県春日市春日公園6-1
http://www.riam.kyushu-u.ac.jp
http://sprintars.net - 共同研究者
- 九州大学応用力学研究所/日本学術振興会特別研究員 弓本桂也
- 研究実績
- 主な実績
- 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第1作業部会(WGI)第4次評価報告書(AR4) 執筆協力者受賞
- ①日本気象学会 山本・正野論文賞 (2002年)
- ②International Radiation Commission Young ScientistAward (2004年)
- ③文部科学省 科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞(2008年)
- ④日本エアロゾル学会 奨励賞 (2009年)
- 主な論文
- ①Takemura et al., 2000: J. Geophys. Res., 105, 17853-17873.
- ②Takemura et al., 2002: J. Climate, 15, 333-352.
- ③Takemura et al., 2005: J. Geophys. Res., 110, doi:10.1029/2004JD005029.
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。