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国立大学法人 京都大学大学院 地球環境学堂 准教授 ショウ ラジブ

気候変動の適応と災害減少に関するプロセス技術の開発と普及を目的としたアジアにおけるプラットフォームの構築

研究助成

案件概要

気候変動は長期的に変動し、その空間的範囲も広いため、影響予測は難しく、豪雨の発生や降雨サイクルの変化等、そしてそれらに起因する人命、農業・漁業への影響、特に途上国における貧困層の拡大といった問題は、国や地域単位では対応しきれない面がある。また、こうした問題は、研究者や実務者、住民、それぞれだけで解決することは困難である。こうした背景等を踏まえ、本研究では、防災に従事するアジア各国研究者や実務者が、協同して気候変動による災害に対応するための情報ネットワークの構築、および知識・技術の共有、発展を図る基盤の形成を目指す。これにより、アジア主要地域における研究者と実務者の実践的なネットワークが形成され、気候変動による災害の危険性を抱えるアジアの防災対策向上が期待される。研究対象は、ベトナム・フエ市と愛媛県西条市の事例とし、フエ市の事例ではフエ農科大学、西条市の事例では西条市役所と連携する。また、ネットワーク形成にあたっては、フィリピン、バングラデシュ、インドネシア、スリランカ、インド、ネパールの研究者、NGO、実務者と連携する。

対象領域
気候変動
助成年度
2007年度 研究助成 
助成期間
3年
2008年4月〜2011年3月
助成金額
12,600,000円
対象地域
東南アジア、南アジア、日本
Asian University Network of Environment and Disaster Risk Management におけるアジア各国参加者による議論

団体概要

准教授 ショウ ラジブ
代表者
准教授 ショウ ラジブ
プロフィール
専門分野
国際環境防災マネジメント
所属学会
土木学会、日本自然災害学会、地域安全学会
経歴(職歴・学位)
大阪市立大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。国連地域開発センター(UNCRD)研究員を経て現職。
連絡先
〒606-850 京都市左京区吉田本町
TEL:075-753-5708
共同研究者
京都大学大学院地球環境学堂/教授 森本幸裕、 同/特任講師 竹内裕希子
研究実績
「コミュニティレベルでの環境および防災に関するマネジメント研究」、「環境と防災教育に関する研究とその実践」、「途上国における気候変動に適応するためのコミュニティ活動に関する研究」、「都市のリスクマネジメントに関する研究」の4つを研究テーマとし、東南アジア、南アジア、日本を対象地域としている。これまでの著書は20編、学術論文60編、国際会議・国際学会での発表は76編。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。