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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ

伝統的自然資源管理を活用したメコン河流域生態系保全に関する市民提言 ~市民版「グリーンメコン・イニシアティブ」

活動助成

案件概要

アジア6ヶ国を貫いて流れるメコン河は、世界有数の生物多様性を誇る国際河川であり、日本や新興国が関与した開発も急速に進み、河川や森林生態系の劣化、消失が懸念されている。持続可能な開発のためには、政府間の利害にとらわれない市民セクターからの自然資源管理に対する積極的な参加、提言が求められている。本活動では、流域の持続可能な自然資源管理や生態系保全のあり方を、市民側から提案する市民版「グリーンメコン・イニシアチブ」を展開する。まず、農村域における伝統的な自然資源利用法を調査し、映像化する。またメコン圏各国や東アジアのNGO、研究者のプラットフォームを形成し、持続可能な流域資源管理に向けた提言の策定等を行う。以上の活動により、メコン河流域での持続可能な自然資源管理に関する情報、事例、経験の共有、市民版グリーンメコン・イニシアチブとしての発信、各国の市民社会間のネットワーク構築が促進され、開発における環境配慮のルールに一定のコンセンサスが形成されることが期待される。

対象領域
水産資源・食料表土・森林生物多様性
助成年度
2010年度 活動助成
助成期間
3年
2010年10月〜2013年9月
助成金額
12,616,544円
対象地域
メコン河流域
メコン河流域で広く行われている乾季の水位低下を利用した畑作

団体概要

代表理事 福田 健治
代表者
代表理事 福田 健治
設立年
1933年
設立目的
援助機関は開発の重要目標として『貧困削減』を掲げるようになったが、強制立ち退きや環境破壊など、開発の負の影響は未だに存在し、人々を貧困化させる場合もある。メコン・ウォッチは、メコン河流域(ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ビルマ/ミャンマー、中国雲南省)の国々に住む人々が、開発の弊害を被ることなく、地域の自然環境とそこに根ざした生活様式の豊かさを享受できるように支援することを目指している。
主な活動地域
ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ビルマ/ミャンマー、中国南西部および日本
スタッフ数
常勤3名、非常勤3名、正会員104名 
年間事業規模(経常収入)
2007年度3,239万円/2008年度3,255万円/ 2009年度3,021万円
連絡先
〒110-0016 東京都台東区台東1-12-11青木ビル3F
TEL:03-3832-5034 
http://www.mekongwatch.org/
主な活動内容
メコン河流域各国と日本国内での以下の活動
  • ①リサーチ: 開発事業のモニタリングと調査研究
  • ②リソース: 情報や分析結果の提供、資料センター、セミナー開催、出版など
  • ③アドボカシー: 自然・社会環境に悪影響を及ぼす開発計画について政府・開発機関への政策提言
  • ④現地プロジェクト: 情報・経験交流・制度支援を手段とした人々のエンパワーメント

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。