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三井物産環境基金

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国立大学法人 金沢大学 地域連携推進センター 里山里海プロジェクト

能登半島における持続可能な地域発展を目指す里山里海アクティビティの創出

活動助成

案件概要

日本全国の里山里海では、過疎高齢化が進行し、限界集落や集落崩壊が問題となっており、人材、情報、経済等多くの面で大都市圏との交流を拡大する必要がある。当大学は、長年、里山里海問題と地域再生に取り組み、地元自治体や農林水産業者、地場産業、NPO、他大学等とのネットワークを形成してきた。そこで本活動では、当大学の活動拠点がある石川県珠洲市を中心に、「里山里海アクティビティ」の活動エリアを選定。推進役として「協働ディレクター」を採用、配置し、里山里海資源を活用したアグリビジネス、ツーリズムなどを創出する。また、3年間で延べ1,000人の若者・学生を大都市圏の大学、企業、行政から能登に呼び寄せ、里山里海の保全活動や交流活動、教育研究活動を展開する。こうした交流活動に多様な主体の若者が参加することで、関係者の交流範囲や情報量、選択幅が拡大・多面化し、経済的・心理的波及効果がもたらされ、地域内から新たな内発的活動が創出される。

対象領域
水産資源・食料表土・森林生物多様性
助成年度
2009年度 第1回 活動助成
助成期間
3年
2009年10月〜2012年9月
助成金額
24,000,000円
対象地域
能登の3市2町
金沢大学でのアフメド・ショグラフ生物多様性条約事務局長を招いた植樹活動

団体概要

学長補佐(地域貢献担当)里山里海プロジェクト 代表 中村 浩二
代表者
学長補佐(地域貢献担当)里山里海プロジェクト 代表 中村 浩二
設立年
1999年
設立目的
金沢大学は教育・研究とともに社会貢献を使命にかかげ、「地域に開かれた知の拠点」をめざしている。地域連携推進センターはその窓口であり、地域連携と生涯学習の2部門で活動を展開している。地域連携の柱の一つである里山プロジェクトは、キャンパス内で「角間の里山自然学校」を、また、能登半島では「里山里海自然学校」(2006~2009、三井物産環境基金)と「能登里山マイスター養成プログラム」を設け、人材育成や環境保護、地域資源の活用をテコとした「持続可能な社会づくり」を地域に提案している。
主な活動地域
金沢市、能登半島、北陸・信越ほか
スタッフ数
常勤2名、非常勤11名 
年間事業規模(経常収入)
 2008年度1億2,500万円/2009年度1億4,000万円/2010年度1億7,000万円
連絡先
〒920-1192 石川県金沢市角間町
TEL:076-264-5290(地域連携推進センター)
主な活動内容
「地域のニーズを研究教育のシーズ」に。教育研究の成果を地域に生かすとともに、地域での活動成果を教育研究に還元する取り組みを行っている。「自然学校」では、里山里海における生物多様性などの地域情報を収集し、大学の調査・研究・教育との相互交流に努めている。「能登里山マイスター」養成プログラムは大学の教育手法を生かした人材育成を通して能登の地域活性化を目指している。こうした大学と地域の交流事業を積み重ねることで「連携効率」「連携の速度」を高めることができると考える。助成案件「里山里海アクティビティ」では、都市と能登の地域間交流だけでなく、若者・学生と能登の人たちの世代間交流を促すことで、ネットワークづくりや地域再生の企画提案、ビジネスモデルの内発的な創出へと活発化させる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。