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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン

日本の動物園といっしょに、ボルネオにオランウータンの橋をつくるプロジェクト

活動助成

案件概要

オランウータンは森を利用して川を渡る習性があるが、ボルネオ島ではアブラヤシのプランテーションにより森林が減少し、生息地が細かく分断され、群れが孤立を余儀なくされている。当団体では、現地NGOとともに、廃棄消防用ホースを利用した橋をこれまでに2本試験的に架設した。本活動では、マレーシア・サバ州野生生物局や地元NGOの協力のもと、日本の動物園も参画し、地元の村人参加により環境負荷の低い橋をデザインし、架橋する。具体的には架橋予定地を事前調査し、橋の材料や工法を検討、村人に講習会等で技術を習得させ、キナバタンガン川下流域に3本の橋を架ける。分断された生息地をつなぐ橋を架けることで、オランウータンの遺伝子の多様性が保たれ、さらに村人主導の架橋体制も構築される。また、日本の動物園により、国内の環境教育にも還元される。

対象領域
表土・森林生物多様性
助成年度
2010年度 活動助成
助成期間
2年
2010年10月〜2012年9月
助成金額
7,000,000円
対象地域
マレーシア・サバ州キナバタンガン川下流域
吊り橋1号の完成を喜んでいる様子

団体概要

理事長 坪内 俊憲
代表者
理事長 坪内 俊憲
設立年
2007年
設立目的
生物多様性保全のために、保護区と保護区を結び、野生動物が生命をつなぐボルネオ緑の回廊をつくり、地元の人々が持続可能な資源活用やエコツアーなどをできるようにし、アジアの市民や子どもたちに環境教育を通じて生物多様性の重要性、持続可能な社会のあり方を伝えることで、人間と自然が共生できる持続可能な地球環境を次世代に引き継いでいくことを目的にする。
主な活動地域
マレーシア国サバ州 (ボルネオ島北東部)
スタッフ数
常勤1名、非常勤2名、正会員112名 
年間事業規模(経常収入)
2007年度558万円/2008年度348万円/ 2009年度2,291万円
連絡先
〒140-0002 東京都品川区東品川1-25-8
TEL:03-3471-4966
http://bctj.jp
主な活動内容
  • ①ボルネオ緑の回廊づくり: 分断化された生息地をつなぐ土地を購入・寄付などで確保し、野生動物が自由に移動できるようにする。
  • ②オランウータンのための吊り橋づくり
  • ③野生生物レスキューセンター設立
  • ④日本、アジアの子どもたちへの環境教育

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。