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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 グローバルヒューマン 

琵琶湖固有の生態系保全のための養殖・放流活動と地域再生プロジェクト

活動助成

案件概要

琵琶湖固有の淡水魚ホンモロコは、外来魚の増加、葦原の減少などによって、この30年間で漁獲高が60分の1(約6t)に激減し、絶滅危惧種の1A類に指定され、早急に人為的な養殖、放流を行い、生態系を回復する必要性に迫られている。当団体では荒廃する耕作放棄地や休耕田を活用し、元ホームレス、ニートやネットカフェ難民などと呼ばれた人たちが担い手となって、ホンモロコ養殖田・池からの採卵、孵化事業を実施している。本活動では、新たに耕作放棄地に養殖田を作り、養殖したホンモロコの販売、琵琶湖への放流を行う。また、本活動を地域再生モデルとして広報し、養殖田を公募、地域に出向いて養殖の指導や技術講習会を開催する。これにより、琵琶湖でのホンモロコの漁獲高の回復と、絶滅危惧種からの解除を目指す。

対象領域
水産資源・食料生物多様性
助成年度
2009年度 第1回 活動助成
助成期間
3年
2009年10月〜2012年9月
助成金額
7,700,000円
対象地域
滋賀県高島市、並びに周辺市町村
耕作放棄地を利用したホンモロコの養殖田

団体概要

理事長 高橋 英夫
代表者
理事長 高橋 英夫
設立年
1992年
設立目的
①自然と人間の共生共存を前提とした生態系の保護、②地方の疲弊・衰退・過疎化・高齢化・少子化・貧困化などにより急速に失われつつある日本の原風景の再生と、地域活性化・地域振興策の実施、③社会的格差の拡大により会社・職場・家庭・地域から弾き出されたホームレス・ニート・ネットカフェ難民・派遣切りと呼ばれる人達に具体的就労場所を新たに創造し、自立生活・社会復帰を支援することなど。
主な活動地域
主に滋賀県、京都府、岡山県、福井県など
スタッフ数
常勤25名、非常勤6名、正会員132名 
年間事業規模(経常収入)
2006年度6,517万円/2007年度1億1,369万円/ 2008年度1億4,213万円
連絡先
〒520-1811 滋賀県高島市マキノ町海津2323
TEL:0740-28-8051
主な活動内容
  • ①耕作放棄地・休耕田を利用した琵琶湖固有淡水魚の採卵・孵化・養殖・放流活動。
  • ②ホームレス・ニート・ネットカフェ難民・派遣切りと呼ばれる人達に無料低額宿泊施設を提供し、新たな就労場所を創造して自立生活・社会復帰を実現する活動。
  • ③間伐放棄山林の間伐材を利用した森林バイオマスエネルギーの生産・販売活動。
  • ④地域コミュニティハウスを新設し、疲弊する地方の高齢者・社会的弱者が安心安全に暮らせるセーフティネットを構築する事業。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。