三井物産環境基金
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INDEX="182"
NAME="地域と生き物イキイキプロジェクト~協働で行う伊豆沼在来生態系保全活動~"
TYPE="活動助成,"
YEAR="2009年度,"
AREA="日本全国,東北,"
KIND="NPO,"
ORG="特定非営利活動法人 環境生態工学研究所"
特定非営利活動法人 環境生態工学研究所
地域と生き物イキイキプロジェクト~協働で行う伊豆沼在来生態系保全活動~
活動助成
- 案件概要
宮城県北部に位置する伊豆沼は、ラムサール条約登録湿地で、全国有数の渡り鳥の飛来地だが、近年はオオクチバス、アメリカザリガニ等の外来種が繁殖し、在来動植物の絶滅が危惧されている。当団体では沈水植物、二枚貝類、小型魚類などの在来動植物の保全手法を研究してきたが、水質浄化のために設置したマコモ植栽浮島がつくる「根のカーテン」が、小型魚類の生存率を向上させ、共生関係にある二枚貝類の再生産も可能であることがわかった。本活動では、小学校、授産施設と協働で、繊維状の構造物で外来種をブロックする「ツリー」を製作、伊豆沼に設置し、小型魚類の避難場所となる人工的な「湖底の森」を作る。試作品の製作、検証を経て、製造、設置、効果のモニタリングを実施する。また、協働意識を高めるために、見学会やフォーラム等を開催する。
- 対象領域
- 生物多様性
- 助成年度
- 2009年度 第1回 活動助成
- 助成期間
- 3年
2009年10月〜2012年9月
- 助成金額
- 4,287,000円
- 対象地域
- 宮城県栗原市 伊豆沼周辺

団体概要

- 代表者
- 理事長 須藤 隆一
- 設立年
- 2004年
- 設立目的
- 今般の環境問題は、多くの住民が正しい情報の下に的確な判断を示すことが必要であり、常に地球規模の環境問題を意識しながら解決に向けて行動することが肝要である。我々は環境問題の専門家として、これまで培った知識や技術を地域社会や住民に還元するとともに、環境施策と環境教育などに対して学術的な知見に基づく支援を実施するなど、地域や地球環境問題の根本的解決に向けて、継続的な活動を行うことを目指すものである。
- 主な活動地域
- 東北地方を中心とした全国
- スタッフ数
- 常勤1名、非常勤3名、正会員97名
- 年間事業規模(経常収入)
- 2006年度1,300万円/2007年度1,600万円/ 2008年度1,400万円
- 連絡先
- 〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺1丁目5番26号104号室
TEL:022-293-2281 - 主な活動内容
- 当NPOでは2005年度より3年間環境省委託事業『いきづく湖沼ふれあいモデル事業』を実施し、伊豆沼を対象とした水質浄化、生物多様性保全研究および環境保全活動に取り組んできた。また、2008年度からは自主的取り組みとして伊豆沼の環境保全に関わる研究・活動を継続し、現在に至っている。その他、2008年度に、宮城県利府町惣の関ダムに流入する小河川の水質改善のため、地元のカサスゲの会と協働でカサスゲを植栽して浄化する活動、農業用溜池である宮城県七ヶ浜町阿川沼の水を用いて、小学生と一緒にヘチマを育て、その生長を観察しながら水の汚れについて考える環境教育などを行った。
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。