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三井物産環境基金

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公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン

地域が活性化する南西諸島の生物多様性保全モデル活動の展開と普及『久米島応援プロジェクト』

活動助成

案件概要

南西諸島は世界的に見ても貴重な自然環境が残る場所であり、世界遺産登録の候補地に選定されているが、外来種対策、保護区設定が不十分なために世界遺産登録に至っていない。また、サンゴ礁域の大規模埋め立てや、林道敷設の計画・実施も保全対開発という対立を深刻化させている。南西諸島の各地には環境教育や保全を目的とした地域団体が多数存在しているが、人材、資金、情報の不足などから、活動は必ずしも持続的とはいえず、多様な主体の連携、協働が必要である。そこで当団体では、ラムサール条約の登録湿地に指定されるなど、生物多様性が高い一方、赤土流出対策が緊急の課題となっている久米島をモデルに位置付け、島の自然環境に関する実態調査や、島の地域団体や学校などを対象とした講座の開催、フィールド活動を行うなど、地域主体の保全活動を実施する。

対象領域
水産資源・食料表土・森林生物多様性
助成年度
2009年度 第1回 活動助成 
助成期間
3年
2009年10月〜2012年9月
助成金額
17,980,000円
対象地域
南西諸島
赤土の海への流出を防ぐため、月桃を植えている様子(写真は石垣島での活動)

団体概要

事務局長 樋口 隆昌
代表者
事務局長 樋口 隆昌
設立年
1971年
設立目的
下記の事業を実施することにより、世界の自然保護事業に協力し、自然保護思想の普及を図り、自然環境の保全による人類の福祉に貢献すること。
①WWFインターナショナルへの協力及び各種自然保護活動への助成 ②国及び地方公共団体からの委託事業 ③関係諸団体との連絡協議会の開催 ④自然保護のための調査研究 ⑤自然保護思想の普及教育 ⑥目的達成のための募金 ⑦その他この法人の目的達成上必要な事業
主な活動地域
世界各地
スタッフ数
常勤58名
年間事業規模(経常収入)
2006年度6億1,311万円/2007年度6億6,321万円/ 2008年度8億4,941万円
連絡先
〒105-0014 東京都港区芝3-1-14 日本生命赤羽橋ビル6F
TEL:03-3769-1711
http://www.wwf.or.jp
主な活動内容
設立当初から実施している絶滅が危惧される野生動植物の保護活動に加え、近年では、より広範囲の生態系保全、人間と自然の共存の鍵となる持続可能な開発の提言、気候変動などの地球環境問題が活動の主軸となっている。スイスのWWFインターナショナルを中心に、50カ国以上の国々に拠点を置き、100を超える国々で地球規模の活動を展開している。地域社会、団体、企業、研究者、政府とのパートナーシップ構築に努め、多文化を尊重し、不必要な対決を避け、対話を追求することなどを活動の行動原則としている。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。