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三井物産環境基金

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学校法人 倉敷芸術科学大学

日本最南端・新見市草間に生息する絶滅危惧Ⅰ類:ウスイロヒョウモンモドキの調査と保全・繁殖活動

活動助成

案件概要

絶滅危惧種Ⅰ類のチョウであるウスイロヒョウモンモドキは、わが国中国山地の高原地帯にのみ生息する。その南限である岡山県新見市に生息する個体群は、形態・習性とも他と異なるが、過疎・高齢化等による里山などの環境悪化により、数年以内の絶滅が危惧されている。本活動ではその保護のため、定期的生息調査、地元住民への啓蒙、繁殖地である草原の整備・監視活動、人工繁殖等に取り組む。

対象領域
生物多様性
助成年度
2007年度 第2回 活動助成 
助成期間
3年
2008年4月〜2011年3月
助成金額
1,300,000円
対象地域
岡山県新見市井倉草間台地周辺と中国山地一帯
岡山県新見市に生息する大型のウスイロヒョウモンモドキ

団体概要

教授 河邉 誠一郎
代表者
教授 河邉 誠一郎
設立年
ウスイロヒョウモンモドキ特別保護委員会:2002年、大学:1995年
設立目的
環境放棄、環境破壊、気候異変により、日本に生息する数多くの生物が絶滅の危機に瀕している。これらの事態に無関心でいると、やがては人類の存続も危機に陥ってしまう。岡山県は、その特異な自然環境によって、貴重な動植物の宝庫となっているが、その中でも、高地草原性のウスイロヒョウモンモドキは、日本に生息している蝶の中で、生存が最も危惧されているものの1つとなっている。当大学は、他大学の研究機関や地元住民、自然を愛する人たちと共に、この蝶の保護、回復、啓蒙に取り組んでいる。
主な活動地域
岡山県倉敷市、岡山市
スタッフ数
教職員約200名、保護委員・ボランティア4名
連絡先
〒710-0061 倉敷市浜の茶屋2-3-32 
TEL:086-421-3383
http://www.kusa.ac.jp/
主な活動内容
倉敷芸術科学大学は、地元倉敷の文化・伝統と工業の活性化に資するため、1995年に設立された。以来、各種の芸術文化と科学文明の発展のため、人材教育・育成ために多大な貢献を果たしてきた。生命科学部では、各種研究活動の一環として、地元の環境保護・回復へのフィールドワークの研究にも力を注いでいる。その中での絶滅危惧種の研究と、保護・繁殖への取り組みとして、本大学関係者だけでなく、自然環境と生物絶滅を危惧している日本全国の関係者、そして地元住民・行政とともに活発な活動を展開している。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。