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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 小網代野外活動調整会議

小網代の森における保全推進事業

活動助成

案件概要

神奈川県三浦半島にある小網代の森は、森・湿地・干潟・海がつながり、その生態系が自然のまま維持されている首都圏唯一の緑地であり、1,800種以上の動植物が生息している。夏の大潮にはアカテガニの放仔(親が幼生を海に放す)も見られる。その大半が私有地であったが、1995年に県が保全方針を打ち出し、ナショナルトラスト運動を経て、2006年、県による保全基本計画が策定された。しかし、全域の公有地化、詳細計画策定までには時間を要するため、その間、当団体が動植物のパトロール、ビオトープ保全、ボランティア人材育成等を行い、管理保全を支援する。県との間で、本活動に関し覚書を締結済み。

対象領域
表土・森林生物多様性
助成年度
2007年度 第2回 活動助成 
助成期間
3年
2008年4月〜2011年3月
助成金額
7,800,000円
対象地域
神奈川県三浦半島小網代の森 (三浦市)
カニパトロール(アカテガニ放仔観察)への参加者に、紙芝居を使ってガイダンスを行っている様子

団体概要

代表理事 岸 由二
代表者
代表理事 岸 由二
設立年
1998年
設立目的
三浦半島小網代の森を中心とした領域において、流域という視野を基本としつつ、自然の保全・活用ならびに環境教育に係る調査・研究・提案・実践を進めるとともに、同地域において、趣旨を共有する市民活動を支援することで、同地域およびその周辺の自然環境の保全・回復、ならびに環境教育を推進することを目的とする。
主な活動地域
神奈川県三浦半島小網代の森 (三浦市)
スタッフ数
非常勤11名、正会員20名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度153万円/2006年度450万円/2007年度380万円
連絡先
〒223-0053 神奈川県横浜市港北区綱島西1-9-13 アクワレル302 
TEL:045-540-8320 
http://www.koajiro.org
主な活動内容
  • ①小網代の森における利用マナー遵守と保全への協力を、来訪者、教育機関、研究機関、報道機関等に訴える。
  • ②小網代の森の利用状況(観察会、総合学習等)の情報を集約し、利活用の調整を行う。
  • ③ボランティアスタッフにより、小網代の森のカニパトロールを含む、各種パトロール活動およびアカテガニビオトープ整備を行い、自然環境の保全、回復、活用を推進する。また、危険箇所の点検および安全確保、自然情報の収集を行う。
  • ④かながわのナショナルトラスト運動を応援し、啓発活動に協力する。
  • ⑤専門学校生、大学生のインターンを受け入れ、次世代を担う若手スタッフの育成に努める。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。