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三井物産環境基金

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学校法人 酪農学園 酪農学園大学

産業廃棄物であるおが屑の有効利用を通したモラトゥワ市・ボルゴダ湖の自然環境保全

活動助成

案件概要

スリランカのボルゴダ湖は、豊かな生態系を有する観光地だが、マングローブ湿地帯の破壊、工場廃液流入、製材工場のおが屑投棄等によって環境悪化が著しい。本活動では、おが屑の有効活用による、ごみの減量、薪の代替材の供給、自然環境保護、木材産業の持続的発展を目指して以下を実施する。
①現地NGOと協働で社会調査と生態系調査を実施し、問題解決のマスタープランを作成
②市民・行政・NGOでユニットを設立し製材組合と連携して、ゴミ問題に対する課題を共有
③機械を導入して、おが屑からオガライト・オガ炭を生産し、地域経済を振興
④周辺の学校向けに環境教育を実施し、行動計画を共同で策定

対象領域
エネルギー生物多様性
助成年度
2008年度 第2回 活動助成
助成期間
2年
2009年4月〜2011年3月
助成金額
15,770,000円
対象地域
スリランカ・西部州コロンボ県モラトゥワ市インディベッダ地区(ボルゴダ湖周辺)
スリランカ山間部の住民に生活環境、仕事などについてヒアリングしている様子

団体概要

理事長 麻田 信二
代表者
理事長 麻田 信二
設立年
1993年
設立目的
キリスト教に基づく「神を愛し、人を愛し、土を愛する(三愛精神)」の人間教育により、健全で良識ある三愛精神の実践者を育成する。創立者・黒澤酉蔵が唱えた健土健民の思想および学理に基づく実学教育により、創造的で実践的な人材の育成に努める。酪農を中心に農学・食品科学・経済学・獣医学・食品流通学・環境システムの研究・教育により、日本の農業、食糧事情など環境保全を視座に、その発展に資することとしている。
主な活動地域
北海道内を中心に活動、インドやスリランカなどでも活動中
スタッフ数
常勤241名
年間事業規模(経常収入)
2007年度69億3,679万円/2008年度67億6,698万円
連絡先
〒064-8501 北海道江別市文京台緑町582
TEL:011-386-1111 
http://www.rakuno.ac.jp
主な活動内容
酪農学園大学・資源再利用学研究室(教授・押谷 一)では建学の精神「健土健民(健康な土が健康な人びとを育む)」をモットーに、日本国内はもちろん途上国において地域の未利用資源の利用に関わるさまざまな活動を行っている。
  • ①国内で発生する食品系廃棄物を肥料として利用するための技術的課題を整理し、企業とともに技術開発や社会システムづくりを行っている
  • ②インドをはじめアジアの国々の農村地域におけるごみ問題や、安心安全な飲料水の確保のための研究をはじめ、現地の人びととともに環境教育に取り組んでいる。
  • ③途上国・地域における自然エネルギーを利用した適正技術(風力を使った地下水の汲み上げ、太陽光を使った炊事など)の普及に取り組んでいる。(押谷研究室の活動)

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。