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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 チェルノブイリ救援・中部

放射能汚染の土壌浄化とバイオエネルギー利用で地域再生を目指す「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」

活動助成

案件概要

チェルノブイリ原発事故による放射能汚染地域ウクライナ国ジトーミル州では、放射性物質を吸収した作物の摂取により、住民の体内被曝被害が続いている。当団体ではナタネが放射性物質(Cs137とSr90等)を吸収する特性に着目、07年から汚染地域でナタネを栽培し、ナタネ油からディーゼル油を、収穫後のバイオマスと搾油後の油かすからバイオガスを製造するプロジェクトを実施している。本活動では、5ヶ年計画の4、5年目として、ナタネの連作障害防止や、効果的な耕作技術の確立に取り組む。これにより汚染地域の土壌改善が進み、住民の体内被曝被害の低減、更にバイオ燃料・エネルギーの生産を通じた地域農業の再生に貢献する。

対象領域
表土・森林エネルギー
助成年度
2009年度 第2回 活動助成
助成期間
2年3ヶ月
2010年4月〜2012年6月
助成金額
10,000,000円
対象地域
ウクライナ・ジトーミル州ナロジチ地区
放射能土壌汚染をナタネ栽培により浄化する活動

団体概要

代表者 小牧 崇
代表者
代表者 小牧 崇
設立年
1990年
設立目的
1986年に発生したチェルノブイリ原発事故被災者の救援活動を目的として設立。
主な活動地域
ウクライナ国ジトーミル州内の汚染地域
スタッフ数
常勤2名、非常勤1名、正会員38名(海外駐在員1名)
年間事業規模(経常収入)
2007年度3,006万円/2008年度4,172万円/ 2009年度3,312万円
連絡先
〒466-0064 愛知県名古屋市昭和区鶴舞3-8-10 愛知労働文化センター内
TEL:052-732-7172 
http://www.chernobyl-chubu-jp.org
主な活動内容
設立以来、被災地域の病院の支援、被災者の医療支援、子ども達に粉ミルクや奨学金提供などを行ってきた。その結果、医療面では改善されつつあるが、今も汚染地域に住む住民の内部被曝による病気発生は続いている。その状況を改善すべく汚染地域でナタネを栽培し、放射能を吸収させて土壌を浄化すると同時に、収穫したナタネからバイオディーゼル燃料やバイオガスを作って、農業再生につなげる新たなプロジェクトを開始した。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。