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三井物産環境基金

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東アフリカ農村部における人々の暮らしの向上と環境保全の両立への挑戦~「 土のう」を使った生活環境改善の実践; 工と農からのアプローチ

活動助成

案件概要

ケニア農村部では、国土の30%を占めた森林が2%以下となり、固有の生態系の消失、表土流出、保水能力の低下などの問題が発生している。また、化学肥料への依存は土壌を劣化させ、雨期は浸水、乾期は水不足という悪循環が続いている。「土のう」を使って、農民グループによる道なおしを行ってきた当団体は、さらに農民に対し施肥・アグロフォレストリーに関する訓練を実施し、環境保全型農業を普及させる。加えて、「土のう」を活用したため池修繕、急斜地の土壌流出防止工事も行うことで、地域の農民が知識や技術を習得し、自ら実践する持続可能な農村社会が形成される。

対象領域
表土・森林
助成年度
2009年度 第2回 活動助成
助成期間
1年
2010年4月〜2011年3月
助成金額
4,641,000円
対象地域
ケニア・トンゾイヤ県、エルドレットイースト県、エルドレットウエスト県
ケニアにおける土のうを活用した生活環境の改善

団体概要

理事長 木村 亮
代表者
理事長 木村 亮
設立年
2005年
設立目的
多くの開発途上国が農業国でありながら、貧困層のほとんどが農村部住民である事の原因の一つは、農村インフラ(農道、ため池など)の整備が進んでいないことである。当団体は「開発途上国の問題は、現地に適したやり方で、そこに住む人々自身で解決していく」ことの実現を目指す。人々が自ら汗を流して農村インフラの改善を行うことによって、生活環境改善に向けたやる気と自信を引き出し、世界の貧困削減に寄与することを狙いとする。
主な活動地域
パプアニューギニア、フィリピン、ケニア、ウガンダ、タンザニア、コンゴ民主共和国、カメルーン、ベトナム他
スタッフ数
常勤4名、非常勤4名、正会員91名 
年間事業規模(経常収入)
2007年度321万円/2008年度659万円/2009年度952万円
連絡先
〒600-8127 京都府京都市下京区梅湊町83-1、2階 京都市市民活動総合センター内 メールボックスNo.24
TEL:075-706-5083
主な活動内容
農村部の人々が普段利用する道やため池などを、現地で調達可能な材料を用いて人力で整備し、維持管理することを支援している。農業国では、途上国でも調達可能な穀物や肥料用プラスチック袋を利用し、現地の土を有効利用することができる「土のう」を利用した簡便インフラ整備技術移転を進める。活動形態は当団体が独自に実施するプロジェクトのほか、アジア開発銀行発注のプロジェクト、大学連携、NGO連携、JICA青年海外協力隊の活動支援など。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。