Main

三井物産環境基金

助成案件を探す

特定非営利活動法人 道普請人

ケニア半乾燥地で行う地域ぐるみで取り組む環境改善活動~自らの暮らしの向上を目指す農と工からのアプローチ~

活動助成

案件概要

年間降水量が600mm以下の半乾燥地の小規模農民コミュニティを対象に、地域に適した農作物(品種)の展示・栽培試験を通して農民に安定的な食料生産の情報を普及すると共に、農村の簡易インフラ(ため池等)を整備し雨水を確保、樹木苗の生産を試みる。半乾燥地の環境の回復及び安定的な食糧生産のため、農(乾燥に強い作物を栽培し(6ヶ所)地域に適した品種の選定)と工(限られた降雨を効率的に確保する小規模なため池(2ヶ所)を設置しその効果を検証)からのアプローチを試みる。また、地域の長老の話を児童へ語り聞かせる等の環境教育授業を実施し、コミュニティ全体の環境に対する意識の向上を図る。畑や家の敷地などに植林することによって緑化を進める。

対象領域
水産資源・食料表土・森林
助成年度
2011年度 活動助成
助成期間
1年
2012年4月~2013年3月)
助成金額
3,254,000円
対象地域
ケニア共和国ライキピアイースト県ダイガ郡
掘削用の小規模ため池。この後スロープをつけ、土砂の崩壊を防ぐ予定

団体概要

理事長 木村 亮
代表者
理事長 木村 亮
設立年
2005年
設立目的
住民自身が実施可能なシンプルな工学技術で、開発途上国の人々の幸せに貢献したいというコンセプトが原点となり、本理事長である京都大学の木村亮教授により「土のう」による道直し技術が開発された。この技術の普及を通して「問題は、現地に適したやり方で、そこに住む人々自身で解決する」という意識を世界に広め、貧困削減に寄与するためには、活動を事業ベースで行う必要があり、本NPOが設立された。
主な活動地域
ケニア共和国リフトバレー州、パプアニューギニア、フィリピン、ウガンダ、タンザニア、コンゴ民主共和国、カメルーン、ベトナム、ザンビア、ガーナ、東ティモール
スタッフ数
常勤12名/正会員106名
年間事業規模(経常収入)
2009年度 952万円/2010年度 2,802万円/2011年度 3,875万円
連絡先
〒600-8213 京都府京都市下京区東塩小路向畑町20-13プレサンス京都駅前502
TEL: 075-343-7244
共同団体
TLI(The Lolldaiga Institute)

※小学校での環境教育の実施、農民グループの定期巡回指導の会

主な活動内容
世界各地に「土のう」による農村インフラ(農道やため池など)整備手法を広めることで、雨季でも市場へのアクセスが可能となり収入向上につなげることができる。
貧困に苦しむ農村部のより多くの人々が、自分達で自分達の問題を解決できるよう、やる気と自信を引出すことで貧困から脱却し、豊かな暮らしを実現することを目指し、各地域で異なるアプローチ方法で「土のう」による道直しの技術移転に取り組んでいる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。