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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 草炭緑化協会

中国甘粛省金昌市における「沙棘」拡大栽植による砂漠化防止および生活環境の向上

活動助成

案件概要

中国甘粛省金昌市は、バダンチーリン砂漠とトングリ砂漠による農耕地侵食が激しく、中国政府による退耕還林政策のため、平地に降りてきた農民の農地確保と、所得確保のための換金作物の栽培が必要である。当団体は、中国水利局が砂防潅木として推奨しているサジーの中でも、果実の収穫量の多い「中亜1号」の栽培実験を、3年にわたり行ってきたが、実験の成果を踏まえ、大量植樹を実施する。現地団体と協働し、今後3年で3haの土地で育苗を行い、18haの土地に、高木ポプラと低木サジーを組み合わせた植林を行い、将来は農耕地に進化させる。また、果実の飲料化による所得確保により、農民の生活向上にも寄与する。

対象領域
表土・森林
助成年度
2008年度 第1回 活動助成
助成期間
3年
2008年10月〜2011年9月
助成金額
7,200,000円
対象地域
中国甘粛省金昌市のバダンチ-リン砂漠とトングリ砂漠に挟まれた地域
中国甘粛省金昌市に植林後3年目で実をつけた沙棘(サジー)

団体概要

理事長 川上 敞
代表者
理事長 川上 敞
設立年
2006年
設立目的
草炭・天然有機物質などを活用し、荒漠地の農地化、緑地化を行うことにより、食糧の増産や、広く自然環境の保護・改善を行うことを目的とする。
主な活動地域
中国甘粛省武威市および金昌市
スタッフ数
常勤1名、非常勤17名、正会員194名 
年間事業規模(経常収入)
2007年度580万円/2008年度12,475万円/2009年度/13,774万円
連絡先
〒162-0043 東京都新宿区早稲田南町33番地 ドムール早稲田101 
TEL:03-3205-4044
主な活動内容
当団体の前身である草炭研究会は、1990年、村井資長先生(早稲田大学元総長)により設立された。2006年に、草炭研究会の緑化事業を担当する団体として、当団体を設立。2008年に、草炭研究会の事業を全て引き継いだ。草炭研究会時代の1990年代は、草炭利用による新疆ウイグル自治区における作物栽培、寧夏自治区沙坡頭における稲作栽培を実施し、それぞれ成果をあげた。2000年からは、甘粛省武威市の寡雨乾燥砂漠地帯で、砂漠等の乾燥に強い潅木の植樹による緑化を行い、2006年から当団体がこの業務を引き継いでいる。2006年からは、草炭研究会の事業(講演会開催、会報、技術雑誌「草炭研究」発刊などの事業)を引き継ぎ、実施している。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。