三井物産環境基金
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INDEX="316"
NAME="中国甘粛省金昌市における「沙棘」拡大栽植による砂漠化防止および生活環境の向上"
TYPE="活動助成,"
YEAR="2008年度,"
AREA="アジア,"
KIND="NPO,"
ORG="特定非営利活動法人 草炭緑化協会"
特定非営利活動法人 草炭緑化協会
中国甘粛省金昌市における「沙棘」拡大栽植による砂漠化防止および生活環境の向上
活動助成
- 案件概要
中国甘粛省金昌市は、バダンチーリン砂漠とトングリ砂漠による農耕地侵食が激しく、中国政府による退耕還林政策のため、平地に降りてきた農民の農地確保と、所得確保のための換金作物の栽培が必要である。当団体は、中国水利局が砂防潅木として推奨しているサジーの中でも、果実の収穫量の多い「中亜1号」の栽培実験を、3年にわたり行ってきたが、実験の成果を踏まえ、大量植樹を実施する。現地団体と協働し、今後3年で3haの土地で育苗を行い、18haの土地に、高木ポプラと低木サジーを組み合わせた植林を行い、将来は農耕地に進化させる。また、果実の飲料化による所得確保により、農民の生活向上にも寄与する。
- 対象領域
- 表土・森林
- 助成年度
- 2008年度 第1回 活動助成
- 助成期間
- 3年
2008年10月〜2011年9月
- 助成金額
- 7,200,000円
- 対象地域
- 中国甘粛省金昌市のバダンチ-リン砂漠とトングリ砂漠に挟まれた地域

団体概要

- 代表者
- 理事長 川上 敞
- 設立年
- 2006年
- 設立目的
- 草炭・天然有機物質などを活用し、荒漠地の農地化、緑地化を行うことにより、食糧の増産や、広く自然環境の保護・改善を行うことを目的とする。
- 主な活動地域
- 中国甘粛省武威市および金昌市
- スタッフ数
- 常勤1名、非常勤17名、正会員194名
- 年間事業規模(経常収入)
- 2007年度580万円/2008年度12,475万円/2009年度/13,774万円
- 連絡先
- 〒162-0043 東京都新宿区早稲田南町33番地 ドムール早稲田101
TEL:03-3205-4044 - 主な活動内容
- 当団体の前身である草炭研究会は、1990年、村井資長先生(早稲田大学元総長)により設立された。2006年に、草炭研究会の緑化事業を担当する団体として、当団体を設立。2008年に、草炭研究会の事業を全て引き継いだ。草炭研究会時代の1990年代は、草炭利用による新疆ウイグル自治区における作物栽培、寧夏自治区沙坡頭における稲作栽培を実施し、それぞれ成果をあげた。2000年からは、甘粛省武威市の寡雨乾燥砂漠地帯で、砂漠等の乾燥に強い潅木の植樹による緑化を行い、2006年から当団体がこの業務を引き継いでいる。2006年からは、草炭研究会の事業(講演会開催、会報、技術雑誌「草炭研究」発刊などの事業)を引き継ぎ、実施している。
これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。