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国内初、サプライチェーン上で製品単位の温室効果ガス排出量を可視化するプラットフォーム、「LCA Plus」のサービス開始

2022年8月3日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)は、国内唯一のISOに基づくカーボンフットプリント認証機関である一般社団法人サステナブル経営推進機構(所在地:東京都千代田区、代表理事:壁谷武久、以下「SuMPO」)と共同開発した、ライフサイクルアセスメント(以下「LCA」)手法に基づく製品単位温室効果ガス(Greenhouse Gas、以下「GHG」)排出量可視化プラットフォーム、「LCA Plus」のサービスを開始しました。

HPのURL:

https://lcaplus-pf.com/

三井物産は、昨年5月の事業構想公表以降、自動車メーカー・消費材メーカーなど約30社の企業と実証実験を行い、企業が自社製品の調達や輸送、生産等のサプライチェーン全体におけるGHG排出量を可視化・算定できるプラットフォーム「LCA Plus」を構築しました。

「LCA Plus」は、ライフサイクル思考に基づいた製品の環境マネジメントを可能とするISO14040、ISO14044に基づく算定機能を有した国内初の製品単位のGHG排出量可視化プラットフォームであり、現在特許出願中です。「LCA Plus」を用いることで、企業は自社製品のライフサイクルを通じて排出されるGHG排出量を容易に算定可能となるだけでなく、サプライチェーンのGHG情報の収集、製品販売先への報告、自社内でのGHG排出削減に向けたシミュレーションや進捗管理等も可能となります。

これまで三井物産は、企業単位・事業所単位のGHG排出量を可視化する「e-dash」を通じ企業や自治体のGHG排出削減を支援してきましたが、本年8月以降、「LCA Plus」を通じ、製造業等製品ごとに複雑なサプライチェーンを有する企業の製品単位・サプライチェーン全体のGHG排出量可視化・削減に向けた取組みまで支援可能となります。
本取組みを通じ、グローバル市場における日本の脱炭素技術・関連サービスの存在感発揮に努め、関連企業の皆様とも連携しながら新規ビジネス構築を目指します。

三井物産は、「中期経営計画2023」の重点領域の一つとして「サステナビリティ経営/ESGの進化」を設定し、2050年の「あり姿」としてGHG排出量実質ゼロの方針を掲げています。また、エネルギーソリューションをStrategic Focusのひとつに掲げ、気候変動対応に資する事業を創出することを目指しています。LCA Plusや、e-dash事業を通じて、企業や自治体のGHG削減への取組みを総合的にサポートし、環境と調和した社会づくりに貢献します。


SuMPOとの共同開発により実現SuMPOとの共同開発により実現
LCAでのCO2計算、可視化、サプライチェーン上の報告、分析ができるプラットフォームLCAでのCO2計算、可視化、サプライチェーン上の報告、分析ができるプラットフォーム

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる

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