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動画メディア企業Tastemade Japanへの出資参画

2020年12月16日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、動画メディア事業を手掛けるアメリカのTastemade, Inc.(以下TM社)と、同社の子会社である日本法人Tastemade Japan株式会社(以下TMJ)の51%の株式を取得することに合意しました。

TM社は2012年にアメリカのロサンゼルスで創業。食や旅行を中心としたライフスタイル全般の動画制作・配信事業を手掛けており、現在、8カ国で展開しています。動画はSNSやインターネットTVを中心に配信され、月間視聴者数は約3億人、月間再生回数は25億回を誇り、ミレニアル世代やZ世代を中心に人気を博しています。

TMJはTM社の子会社として2016年に設立され、TM社のノウハウを生かしながら食や旅行を中心とした日本独自のコンテンツの制作・配信を手掛けており、TMJのSNSアカウントの合計フォロワー数は約700万人を超え、人気メディアとなっています。

三井物産は2019年4月にTM社に出資し、業務提携契約を締結の上、TM社のメディア機能と同社が有する視聴者コミュニティーを活用し、三井物産の取引先や出資先へのマーケティング支援を行ってきました。またTM社のコミュニティーの嗜好性を元にした商品開発や、Eコマース事業の展開による事業の多様化などさまざまな協業を、日本をはじめアジア、米国、ブラジルなど世界各国で推進しています。

新型コロナウイルスの感染拡大により、世の中のデジタルシフト化が加速する中、TM社との取り組み強化が三井物産の国内流通事業領域での大きな強みになると考え、TMJへ出資することを決定しました。今回の出資を通じて、TMJのコミュニティーと三井物産グループの顧客基盤を活用したメディア事業の強化と、三井物産の商品開発やサプライチェーン構築のノウハウを活かしたEコマースを含むD2C事業*へのTMJの本格展開を支援し、同社の事業拡大を加速させる方針です。三井物産としてはデジタルを活用した消費者向けの事業を強化していきます。

三井物産は、新しい時代の消費者事業を創り、人々の豊かな暮らしに貢献していきます。

※D2CはDirect to Consumerの略で、自社商品を卸や小売業を介さずに自社のECサイトや店舗で直接消費者に販売する仕組みを指します。

Tastemade Japanの会社概要

正式名称 Tastemade Japan株式会社
所在地 東京都港区
設立年 2016年
出資後の株主構成 三井物産51%、Tastemade, Inc. 49%
事業概要 動画メディア事業の運営、D2C事業(Eコマース他)の運営
ウェブサイト

https://www.tastemade.jp/

Tastemadeの会社概要

正式名称 Tastemade, Inc.
所在地 アメリカ カリフォルニア州 サンタモニカ
設立年 2012年
代表者 Larry Fitzgibbon
事業概要 動画メディア事業の運営、D2C事業の運営
ウェブサイト

https://www.tastemade.com/

TMJが制作・配信するレシピ動画のイメージTMJが制作・配信するレシピ動画のイメージ
TMJが制作・配信する旅コンテンツのイメージTMJが制作・配信する旅コンテンツのイメージ

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」、「新たな価値を生む人をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる