三井物産株式会社（本社：東京都千代田区、社長：安永竜夫、以下「三井物産」）は、樹脂ライナー製炭素繊維強化圧力タンク（以下「コンポジットタンク」）の世界最大メーカーであるHexagon Composites ASA（以下「ヘキサゴン社」）が発行する新株の一部を引き受けることに2019年2月27日合意しました。追加取得金額は123百万ノルウェークローネ（約16億円）で、ヘキサゴン社の筆頭株主である三井物産は25.01%の出資比率を維持します。

ヘキサゴン社は天然ガス・LPG向けコンポジットタンク製造販売事業に加え、今年1月4日に米国Agility Fuel Solution社を100%子会社化しトラック・バスなどに向けた高圧ガス供給システム事業への展開、ならびに水素を燃料として走行する燃料電池自動車や、輸送・貯蔵を目的とした水素インフラ向けに、高圧水素タンク・高圧水素供給システムの開発を進めていく方針です。

三井物産は2017年5月に公表した中期経営計画で「モビリティ」領域を成長分野の一つに定めています。今回の追加出資と2016年3月に締結した業務提携契約を通じて、ヘキサゴン社の戦略実行および事業成長への支援を一層強化するとともに、モビリティ領域の低炭素化を通じて、持続可能な環境社会実現に貢献していきます。

ヘキサゴン社概要（2018年12月時点）