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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ

「人びとの物語」から考える地域の生物多様性~タイ・ラオスにおける環境教育活動~

活動助成

案件概要

メコン川流域に伝わる人と自然との共生の知恵を地域住民と学び直し、環境意識の啓発に活かす
川と森の豊かな自然の中で暮らしてきたメコン川流域の人々は、人と自然との共生の知恵を、伝説や昔話、ことわざにして伝えてきた。しかし急速な経済発展に伴い、人と自然とがかい離しつつある今、口承の文化も衰退し先人の英知が失われようとしている。
そこで本事業では、タイとラオスを舞台に、自然資源の利用にまつわる物語を調査し、それらを現地の子どもたちの環境教育の題材にする。地域の物語を活用することで、画一的ではない、地域ならではの環境教育が可能となる。 [案件No. K16-0033]

対象領域
人間と社会のつながり
助成年度
2016年度 活動助成
助成期間
2年(2016年10月~2018年9月)
助成金額
9,000,000円
対象地域
タイ東北部、ラオス北部・中部
メコン地域では豊かな生物多様性に根差した暮らしが営まれてきた

団体概要

案件担当者:東 智美
助成団体
特定非営利活動法人 メコン・ウォッチ
代表
代表理事 福田 健治
設立年
1993年
設立目的
カンボジア内戦終結を受け、援助・投資の拡大が現地の生活や環境を破壊するとの懸念から、開発事業や開発政策の負の影響を監視し、政策改善を提言するネットワークとして、1993年に設立された。メコン河流域(ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、中国南西部)の国々に住む人々が、開発の弊害を被ることなく、地域の自然環境とそこに根差した生活様式の豊かさを享受できるよう支援することを目指している。
活動内容
(1)メコン河流域の人々と自然資源とのつながりに関する調査、(2)地域住民の生活や自然資源へのアクセスに悪影響を及ぼす経済協力・投資のモニタリング、(3)メコン河流域国の環境と開発に関する問題を日本の市民に伝える情報提供、(4)政府機関や多国間金融機関、企業に対する政策提言活動を行っている。
スタッフ数
常勤4名/非常勤2名/会員数73名
WEBサイト
http://www.mekongwatch.org
担当者の声
急速な経済発展が進むメコン河流域国では、在来の自然資源利用の知恵も、民話や伝説といった口承文学も失われつつあります。こうした「人々の物語」にスポットを当て、地域に根差した環境教育の実現を目指します。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。