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国立大学法人 東京大学 都市工学科 都市デザイン研究室 准教授 窪田 亜矢

大槌町の伝統・文化にもとづいた復興都市デザインの提案

研究助成

復興助成

案件概要

本研究は岩手県大槌町を対象に、伝統や文化、風土を調査し、土地の個性に根差した魅力的な町づくりのための復興都市デザインを提案することを目的とする。震災前に人々が集っていた空間の形態や使われ方、湧水を活かした生活様式、祝祭時の巡行ルートや沿道空間の使われ方、広域文化圏に共通する伝統・文化や、デザインコードなどを調査によって明らかにする。調査の際には、被災前後の状況だけでなく、歴史的変遷、住民・所有者・利用者等の関係者の今後の活用意向も明らかにし、今後の復興都市デザインを提案する。 

助成年度
2011年度 復興助成(研究)
助成期間
2年
2012年4月~2014年3月
助成金額
7,602,000円
対象地域
岩手県大槌町
大槌町吉里吉里で、津波に耐えた町家を借用し、思い出サロンを開催した

団体概要

准教授 窪田 亜矢
代表者
准教授 窪田 亜矢
プロフィール

【専門分野】
都市工学、都市デザイン
【所属学会】
日本建築学会、日本都市計画学会、都市住宅学会、日本不動産学会
【経歴(職歴・学位)】
1991年東京大学都市工学科卒業、1993年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了、(株)アルテップにて都市設計業務に従事したのち、コロンビア大学大学院歴史的環境保全専攻修了、東京大学大学院博士課程修了、東京大学都市デザイン研究室助手、工学院大学建築都市デザイン学科准教授などを経て、2008年より現職。工学博士、一級建築士
連絡先
〒113-8656 東京都文京区本郷7-3-1
TEL: 03-5841-1845/6224
共同研究者
田中暁子(公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所)、岡村祐(首都大学東京)、永瀬節治(和歌山大学)、野原卓(横浜国立大学)、黒瀬武史・森朋子・萩原拓也・福士薫(東京大学)
研究実績
  • �@ 都市の歴史的環境保全の研究:鞆の浦(広島県福山市)、佐原(千葉県香取市)、神楽坂(東京都新宿区)等で地域住民の方々や行政職員らとともに、実践的な活動と、そこからの論理の抽出。
  • �A Aya Kubota, 2011, Cultural Landscape Brings Complicated Issues Beyond Community Development, Asian Planning Schools Association, Selected Papers, pp.343-350
  • �B 都市デザインを実現していく仕組みや制度についての研究:上記の取り組み等をもとに、窪田亜矢,2012, 「0-2まちづくり協議会、市民参加と合意形成」pp19-24、「2章まちづくりセンター、参加と支援の体系化」pp49-52、アーバンデザインセンター研究会編著,『アーバンデザインセンター、開かれたまちづくりの場』所収、理工図書

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。