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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 亀岡 人と自然のネットワーク

水田魚道と休耕田利用による天然記念物アユモドキ復活プロジェクト

活動助成

案件概要

国の天然記念物である淡水魚「アユモドキ」は、琵琶湖水系では京都府亀岡地域にのみ生息する。河川敷や水田等、一時的に冠水する場所で産卵するが、現在の産卵場所は1ヶ所のみであり、産卵の機会も年1回で危機的状況にある。そこで本活動では、アユモドキの繁殖と生息場所拡大のため、隣接する休耕田を借り受け、水田魚道を設置し、休耕田や水田で産卵させることを試みる。一般向けの講習会も実施する。

対象領域
生物多様性
助成年度
2007年度 第2回 活動助成
助成期間
2年
2008年4月〜2010年3月
助成金額
2,500,000円
対象地域
京都府亀岡市保津町および周辺区域
アユモドキの稚魚の調査

団体概要

代表 上田 稔
代表者
代表 上田 稔
設立年
2005年
設立目的
京都府亀岡市を拠点とし、口丹波地域の歴史、伝統、文化、地誌、野生生物、人の営みを含めた生態環境等に理解を深めるための調査・研究・啓発等の事業を行い、人と自然の調和・共生に寄与することを目的とする。
主な活動地域
京都府京都市、亀岡市、南丹市ほか
スタッフ数
非常勤5名、正会員15名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度103万円/2006年度196万円/2007年度220万円
連絡先
〒621-0831 京都府亀岡市篠町森山先5番41 上田方 
TEL:0771-23-6571/090‐8207‐9022(上田)
http://ayumodoki.net/
主な活動内容
2003年、人と自然の調和を目指して活動を始め、種の保存法の国内希少野生動植物へのアユモドキの指定に向けて、その保全活動を開始した。アユモドキの保全活動として、地元住民とともに、渇水期における救出活動、密漁の防止パトロール、生息環境の整備として、魚道の設置などを実施するほか、生息状況調査として、アユモドキの産卵場所の特定や、生息環境・生態的特性を把握するための調査を継続的に実施。また、観察会などにより、アユモドキを中心とする、希少種保全の意識向上のための啓発活動も行っている。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。