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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 環境文明21

持続可能な社会形成に役立つ日本の伝統的知恵の発掘とその国際貢献のための研究

活動助成

案件概要

持続可能性(sustainability)の概念に関し、世界の合意形成はなされておらず、これまでは主に西洋の議論に拠るところが大きかった。しかしながら、日本においても、戦前、特に江戸時代には、文化性を発展させつつ持続可能な社会を形成していた歴史があり、これは世界的にもユニークで且つ誇り得るものである。日本固有の自然条件と結びついた思想、宗教、倫理、文化等の伝統的知恵が、社会を持続させる精神的柱になっていたことは想像に難くないが、西洋的手法で表現されていない概念を、世界の人々に理解、共有してもらうのは困難である。そこで本活動では、
①日本の伝統的な知恵における持続可能性理念を著作物の中から抽出、整理し、
②それを西洋人を含めた幅広い有識者に批判的に検討してもらった上で、概念をまとめ、
③これらの知恵を21世紀の世界でどのように活用していくかを検討し、
④成果を日本語および英語で出版、発信し、世界の持続性確保に貢献することを目指す。

助成年度
2005年度 助成
助成期間
3年
2006年1月〜2008年12月
助成金額
15,700,000円
対象地域
日本国内全域。特に会員支部のある、東京、関西、広島、富山、群馬、茨城県古河など。
2008年G8環境大臣会合に合わせて開催した神戸でのシンポジウム

団体概要

共同代表
加藤 三郎
藤村 コノヱ
代表者
共同代表
加藤 三郎
藤村 コノヱ
設立年
1993年
設立目的
次世代に真に健康で豊かな環境・社会を引き継ぐためには、環境、経済、人間・社会のバランスのとれた持続可能な社会を市民の力を生かして創っていくことが重要である。当団体は、そのようなバランスの取れた新しい文明のあり方を探り、その実現に向けて価値観や社会システムの転換を働きかけるため、普及啓発、調査研究、政策提言等の活動を行い、持続可能な社会構築に寄与することを目的とする。
主な活動地域
主に日本国内
スタッフ数
常勤6名、非常勤4名、正会員571名 
年間事業規模(経常収入)
2005年度2,273万円/2006年度2,574万円/2007年度2,620万円
連絡先
〒145-0071 東京都大田区田園調布2-24-23-301
TEL:03-5483-8455 
http://www.kanbun.org/
主な活動内容
大量生産・大量消費を基調とする20世紀型文明とは異なる、バランスの取れた新しい文明のあり方を探り、その実現に向けてライフスタイル・価値観の変更や、社会システムの転換を、様々なステークホルダーに働きかけるために、主に以下の活動を行っている。
  • ①持続可能な社会像、その中での価値観、経済活動、制度など、持続可能な社会を築くための本質的な課題についての調査研究活動。 
  • ②各種公聴会などでの意見表明や、具体的な法案・条例案を作成し、提案するなどの政策提言活動。
  • ③社会の有り様や考え方の基盤、環境の現状や科学的な最新情報、最先端の取組み情報なども含めた“本質的な情報”を広めていくための普及教育活動。
  • ④全国にいる会員や海外の仲間との交流活動。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。