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三井物産環境基金

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財団法人 山階鳥類研究所

小笠原諸島聟島列島へのアホウドリの再導入

活動助成

案件概要

半世紀前に数十羽となったアホウドリは、現在は約2千羽まで回復したが、その繁殖地は噴火の恐れのある伊豆鳥島と政治問題を抱える尖閣諸島の2ヶ所で、絶滅の不安は払拭されていない。アホウドリを安定的な個体群として存続させるためには第3の繁殖地の形成が不可欠である。当財団では新たな繁殖地形成に向けて、雛の人工飼育技術の確立に努め、2008年には鳥島からかつての繁殖地である聟島に雛10羽を移送、3ヶ月にわたる人工飼育の後、全ての巣立ちに成功した。本活動では、聟島列島への雛の移送と人工飼育を継続する。3年間に毎年15羽の巣立ちに成功すれば、計55羽が聟島から巣立つことになり、聟島列島内に再び繁殖地が形成されることが期待される。

対象領域
生物多様性
助成年度
2008年度 第2回 活動助成
助成期間
3年
2009年4月〜2012年3月
助成金額
24,399,000円
対象地域
東京都伊豆諸島鳥島・小笠原諸島聟島列島
鳥島から聟島へ移送されたアホウドリのヒナ

団体概要

理事長 島津 久永
代表者
理事長 島津 久永
設立年
1942年
設立目的
動物特に鳥類全般に関する科学的研究を行い、我が国文化及び産業の発展に寄与することを目的とする。
主な活動地域
日本全国および国外(主に東アジア地域)
スタッフ数
常勤20名
年間事業規模(経常収入)
2006年度2億9,046万円/2007年度2億7,972万円/ 2008年度2億9,503万円
連絡先
〒270-1145 千葉県我孫子市高野山115
TEL:04-7182-1101
http://yamashina.or.jp
主な活動内容
  • ①動物学特に鳥学の研究及び研究成果の発表
  • ②鳥類及びその他の動物の標本及び図書の収集保存
  • ③動物学特に鳥学の研究を行う者に対する援助
  • ④前各号に掲げるもののほか、この法人の目的を達成するために必要な事業

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。