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三井物産環境基金

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財団法人 オイスカ

中国内モンゴル自治区阿拉善における緑化と貧困削減を目的とした漢方薬栽培プロジェクト

活動助成

案件概要

中国内モンゴル自治区阿拉善地区は世界的問題となっている黄砂の発生源である。現地では砂嵐による構造物の破壊、砂の移動による砂漠化の拡大、移民政策による村社会の崩壊など様々な問題が発生している。砂漠化の一因である過放牧を防止するため、禁放牧政策の下、遊牧民に補助金が交付されているが、その補助金も順次打ち切りとなる。そこで本活動では、砂漠化防止のための緑化と、地域住民の生活安定に向けた産業創出という包括的な取り組みを行う。具体的には2006年に設立された「内モンゴル阿拉善沙漠生態研究センター」を拠点とし、地元の漢方薬組合を技術的、資金的に支援しつつ、現地に自生する植物「ソウソウ」に漢方薬である「ホンオニク」を接木し栽培する。ねずみ対策としては、エミューを放鳥し、将来は食肉とする。また、住民に対する環境保全セミナーの開催や、子ども参加による植林を実施する。

対象領域
表土・森林生物多様性
助成年度
2009年度 第1回 活動助成
助成期間
3年
2009年10月〜2012年9月
助成金額
9,067,065円
対象地域
中国・内モンゴル自治区阿拉善盟
紙芝居を用いた地元小学生向け環境教育

団体概要

代表 中野 良子
代表者
代表 中野 良子
設立年
1961年
設立目的
「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して1961年に設立。本部を日本に置き、主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開している。特に、人材育成に力を入れ、各国の青年が地域のリーダーとなれるよう研修を行い、研修を修了した各国の青年は、それぞれの国で農村開発に取り組んでいる。
主な活動地域
フィリピン・インドネシア・タイ・カンボジア・ミャンマー・マレーシア・東ティモール・バングラデシュ・インド・パキスタン・スリランカ・パプアニューギニア・フィジー・中国など
スタッフ数
常勤106名、正会員5,776名 
年間事業規模(経常収入)
2006年度13億5,142万円/2007年度9億6,828万円/ 2008年度11億2,322万円
連絡先
〒168-0063 東京都杉並区和泉3-6-12
TEL:03-3322-5161
主な活動内容
財団法人オイスカは設立以来、アジア・太平洋地域で、人づくり・国づくりのお手伝いに取り組んでいる。具体的には、農林業研修センターの運営や農村開発プロジェクトの実施を通じての人材育成活動を実施しており、それぞれの国の農村リーダーとなる人物の育成を行っている。近年では、植林を中心とした環境保全の取り組みにも力を入れている。熱帯諸国で大きな問題になっている森林破壊に対処するため、住民参加型植林プロジェクトや学校単位の植林活動である「子供の森」計画を実施し、他にもマングローブ植林や、サンゴの養殖などにも取り組んでいる。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。