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三井物産環境基金

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特定非営利活動法人 川崎町の資源をいかす会

「川崎―仙台薪ストーブの会」による萌芽更新実施活動とその他資源の活用

活動助成

案件概要

里山は数百年にわたって定期的に伐採され、萌芽更新してきた森林である。特に樹齢60年を超えた木は萌芽更新率が著しく低下することから、早急に皆伐して萌芽更新を促すことが必要である。林床に光が入ることで生物多様性の保持にも貢献できる。そこで本活動では、県内のNPOや森林組合、地域住民のボランティア参加のもと、川崎町内の町有林や皆伐を承諾済みの民有林を対象に、皆伐作業を実施する。参加者には労働の対価として地域通貨「きもち」が支払われ、「きもち」で薪ストーブの薪が購入できる仕組みとする。

対象領域
表土・森林エネルギー生物多様性
助成年度
2008年度 第2回 活動助成
助成期間
3年
2009年4月〜2012年3月
助成金額
2,700,000円
対象地域
宮城県柴田郡川崎町内の町有林
林道を整備している様子

団体概要

理事長 菊地 重雄
代表者
理事長 菊地 重雄
設立年
2001年
設立目的
当会は川崎町の豊かな資源・恵みをいかして、持続可能な環境に優しい生活を営み、また、共感する仲間をふやし、その理念に基づいた経済的に自立できる事業の創設・推進及びそれらの支援活動を行い、地域資源循環型社会の構築に寄与することを目的として設立した。
主な活動地域
川崎町及び釜房ダムの下流域(名取川流域圏 仙台市・名取市)
スタッフ数
常勤1名、非常勤1名、正会員200名 
年間事業規模(経常収入)
2006年度100万円/2007年度532万円/ 2008年度427万円
連絡先
〒989-1501 宮城県柴田郡川崎町大字前川字六方山3-225
TEL:0224-87–2270
http://www.kawasaki-shigen.jp/
主な活動内容
萌芽更新事業として、当会の設立以来、「雁戸白炭の会」では、伐採した広葉樹の細い部分を白炭にして活用する活動を行い、中位の部分は「原木キノコの里づくりの会」でキノコのホダ木として利用していた。2007年からは「川崎―仙台薪ストーブの会」で伐採された広葉樹の太いところを薪ストーブの薪として利用することで、無駄なく活用できるようになった。また、わが町は仙台市の水がめでもある釜房ダムの上流域であることから、水質の浄化を目的に「菜の花プロジェクト」グループが、菜種の栽培を行っている。実施して、すでに5年ほど経過しているが、今後は、当会だけではなく遊休地を所有している農家にも協力を得てこの運動を広げていきたいと思っている。

これは助成決定時の情報です。最新の情報と異なる可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。