三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下、三井物産)は、マレーシアの大手サイバーセキュリティサービス事業者であるLGMS Bhd.(エルジーエムエス社、以下「LGMS」)との戦略的パートナーシップ構築を目的に、同社Fong Choong Fook社長とGoh Soon Sei取締役から同社株式23%を追加取得し、25%の株主となりました。
あらゆる産業においてデジタル技術を活用したビジネス変革が進行する現在、デジタルトランスフォーメーション(DX)は各企業の競争力維持・強化のために必要不可欠となっています。DXを推進する上でITの活用が欠かせませんが、同時に増えるのがセキュリティリスクです。サイバー攻撃などのセキュリティリスクから企業の情報システムや資産を守るには高度なセキュリティ人材が必要ですが、世界的なサイバー犯罪増加などでセキュリティ人材が不足し社会的な課題となっています。
LGMSは、DXが急速に進展するマレーシアを代表するセキュリティサービス事業者として、高い技術力を誇る専門人材を抱え、セキュリティ診断を中心に、同国の大手金融機関・通信事業者等に対してサービス提供しています。
三井物産は、2001年に100%子会社である三井物産セキュアディレクション社を設立し、20年以上にわたりサイバーセキュリティ関連の診断やコンサルティング、監視サービスを展開してノウハウを蓄積してきました。三井物産はLGMSに追加出資後、高度なセキュリティサービス事業分野の知見を提供し、LGMSのセキュリティサービス事業の多角化を進めます。新たに形成された戦略的パートナーシップの下、マレーシアや同国周辺のアジア地域で有するネットワークを活かし、LGMSの顧客基盤の拡大などを通して成長戦略を推進します。
今後、三井物産は、更なる成長が見込まれるセキュリティサービス事業のグローバル展開を通じて、デジタルインフラやサービスを安心して使える世界を下支えし、豊かな暮らしづくりに貢献します。
会社概要
会社名 | LGMS Berhad |
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所在地 | マレーシア、セランゴール州、スバン・ジャヤ |
設立年 | 2005 |
代表者 | Fong Choong Fook (CEO/Co-Founder) Goh Soon Sei (Executive Director/Co-Founder) |
事業概要 | サイバーセキュリティサービス事業者 (セキュリティ診断、セキュリティコンサル、サイバーインシデント対応) |
ウェブサイトURL |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる