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中国オンライン・オフラインクリニック事業者Yaeher Healthへの出資参画

2023年1月10日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)は、中国においてオンライン診療ならびに対面診療を通じてプライマリ・ケアを提供するShenzhen Yaeher Health Management Co., Ltd.(本社:中国深セン、以下「Yaeher社」)に出資参画することを決定し、Yaeher社と関連契約書を締結しました。本出資参画は必要な許認可の申請後、2023年3月期中に完了予定です。

中国では公立病院への患者集中とそれに伴う待機時間の長期化が課題となっており、患者が医療ニーズに応じて適切な医療機関を利用できるよう初期的診断を担うプライマリ・ケアの重要性が増しています。こうした中、オンライン診療事業は近年急速に普及し、中国国内における市場規模は2026年に2,220億円に達する見込みです。
Yaeher社は、オンライン診療プラットフォームと従来型の対面診療を行うオフラインクリニックの両方を自社で保有し、オンラインでの診察・初期的診断を行ったうえで、患者ニーズに応じて対面診療(オフライン)での検査・診断、治療、投薬まで一気通貫で医療サービスを提供するプライマリ・ケア事業者です。Yaeher社のオンラインプラットフォームの利用者は約530万人、中国国内で3クリニックを運営しており、Yaeher社が構築したオンライン to オフライン(O2O)診療モデルは中国国内利用者の医療アクセス向上の一助となることが見込まれています。

三井物産は、患者中心の医療への転換を図ると共に、そもそも医療が必要となる前に病気を予防する、さらにその先で一人ひとりの心身を満たすウェルビーイングの仕組みづくりが重要と考えています。そして「医療・予防・ウェルビーイング」の全てが充足した「ウェルネス」の世界を実現するために、実践の「場」を持つ強みと「デジタル」を掛け合わせて、様々な事業を推進しています。本件は、医療サービスのゲートキーパー役を担うプライマリ・ケアにおいて、オンライン to オフライン(O2O)モデルを通じ、診療の価値・機能拡大に努め、人々のウェルネス向上に寄与するための具体的施策の一つです。質の高い医療サービスを提供するYaeher社事業を通じて、中国のプライマリ・ケア市場の成長を取り込み、規模感のある事業クラスターの構築を目指します。

Wellness, the new wealth. – 三井物産は、当社の考えるウェルネスが世界中の人々にとっての新しい「豊かさ」となる未来を創造します。

会社概要

会社名 Shenzhen Yaeher Health Management Co., Ltd.
所在地 中国深セン市
設立年 2017年
代表者 Pei Honggang
従業員数 133名
事業概要 オンライン診療ならびにオフラインクリニックを通じたプライマリ・ケアの提供
ウェブサイトURL

http://yaeher.com/

Yaeherの対面診療を行うオフラインクリニックYaeherの対面診療を行うオフラインクリニック
クリニック内の待合室クリニック内の待合室

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

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  • 豊かな暮らしをつくる

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  • 環境と調和する社会をつくる

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  • 新たな価値を生む人をつくる

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  • インテグリティのある組織をつくる

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