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三井物産子会社のウェルタスが未病対策事業で日清食品と協業、血液検査サービスMy Nightingaleを活用した「完全栄養食」の有効性検証を開始

2022年4月21日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)と日清食品株式会社(本社:東京都新宿区、社長:安藤徳隆、以下「日清食品」)は、三井物産子会社の株式会社ウェルタス(以下「ウェルタス」)が展開する未病の見える化サービス「My Nightingale(マイ・ナイチンゲール)」を活用し、日清食品が研究を進める「完全栄養食」の有効性検証を開始することで合意しました。

My Nightingaleは、三井物産が2019年に出資したNightingale Health(ナイチンゲール・ヘルス)社のNMR(核磁気共鳴)装置による血中成分250項目の独自分析技術を活用した血液検査サービスです。フィンランド及び日本のバイオバンクとの共同研究により開発・検証されたアルゴリズムから、血液の分析結果を将来の生活習慣病リスク・健康スコアとして提供することで、「未病の見える化」を実現しています*1。

三井物産は「利用者の健康状態・嗜好性により個人に適した健康対策などを提供する未病対策ソリューション事業」の日本での展開を目指しています。このような取組みを通じて生活習慣病などを予防し、人々の健康寿命の延伸に貢献します。今回は『見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食』をコンセプトとして300品目の開発が進む日清食品の「完全栄養食」が健康状態に与える有効性の検証を、My Nightingaleを用いた科学的根拠に基づく形で実施します。

三井物産は中期経営計画2023でヘルスケア・ニュートリション領域を重点領域の一つと位置付け、全社横断的にWellness All Mitsui(WAM)と称する健康事業群の確立を進めています。本件は、WAMの中でもエビデンスに基づくサイエンスソリューションを提供するための施策の一つです。三井物産は本件を通じ、人々の豊かな暮らしづくりに貢献します。

*1 My Nightingaleは病気の診断をするものではなく、血液バイオマーカーの測定値が受診者と同様の人が10年以内に心血管疾患・2型糖尿病を発症するリスクを示すものです。

Company Profile

株式会社ウェルタス

設立 2021年
本社 東京都千代田区内神田1-16-8 内神田ミッドスクエア1F
代表者 山川康隆
事業内容 My Nightingaleを始めとした未病対策に関する事業の企画・開発・運営、ビッグデータ解析、ソリューションの提供

Nightingale Health

設立 2013年
本社 フィンランド
代表者 Teemu Suna
事業内容 My Nightingale等の血液解析サービスを中心とした予防医療事業
My Nightingaleの結果レポートサンプルMy Nightingaleの結果レポートサンプル
日清食品の「完全栄養食」(一例)日清食品の「完全栄養食」(一例)

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

    安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

    豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

    環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

    新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

    インテグリティのある組織をつくる

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