三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀健一、以下「三井物産」)は、露Gazprom PJSC社子会社であるGazprom Neft PJSC社(本社:サンクトペテルブルク、以下「Gazprom Neft社」)と、露国におけるCO2回収・貯蔵(Carbon Capture and Storage、以下「CCS」)事業の取り組みに向けた共同調査を実施することに合意し、覚書を締結しました。
三井物産及びGazprom Neft社は、これまで築きあげてきたハイドロカーボン分野での協力関係を梃子に、露国でのCCS事業の実現に向けて、両社が持つ強み・ノウハウを活用して協業を進めます。
また、覚書には三井物産・Gazprom Neft社の脱炭素事業での共同案件の追求も含まれており、将来的にはCO2海上輸送技術確立、CCS技術により削減されたCO2の排出権取引に関する国際的なルール策定を通じて、日本及びアジアにおける脱炭素社会の実現に貢献していきます。
三井物産は石油・ガス上流事業の知見と広範なビジネスネットワークを活用して、これまで英国や豪州のCCS事業に参画する等、脱炭素社会の実現に向けてグローバルに事業展開をしております。Gazprom Neft社との戦略的パートナーシップの更なる深化を目指し、今後も「環境と調和した社会」の実現に向けて、低炭素ソリューションをエネルギーバリューチェーン全体に提供していきます。
Gazprom Neft社概要
正式名称 | Gazprom Neft PJSC (ガスプロムネフチ) |
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所在地 | サンクトペテルブルク |
設立(再編)年月 | 2006年5月 |
代表 | Alexander Dyukov |
事業概要 | 石油及び天然ガスの探鉱開発・生産・精製・販売までを手掛ける総合エネルギー事業会社。露国内の炭化水素の生産・精製企業の規模では上位3社の一角を占め、110か国・70以上のグループ会社を保有。 |
株主 | 露Gazprom PJSC社(95.68%)、他 |

三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる