三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、インドで農業残渣サプライチェーンマネジメントを手掛けるPunjab Renewable Energy Systems Pvt. Ltd.(以下「PRESPL社」)への出資参画を決定しました。出資金額は3億インドルピー(約4億円)です。
世界屈指の農業大国であるインドでは、農業残渣の野焼きが深刻な大気汚染の主要因の一つとなっています。こうした中、インド政府により農業残渣などの「食と競合しない」非可食資源の有効活用政策が導入されていることを背景に、同国ではバイオマスエネルギー市場のさらなる拡大が見込まれています。PRESPL社は2011年の創業以来築き上げてきた農家との強固なネットワークを活かし、農業残渣の集荷・供給事業にとどまらず、農業残渣を原料としたブリケットの製造や熱源供給事業など、多岐にわたる事業を展開しています。
三井物産は今回の出資によりインドでの農業残渣を利活用したエネルギー事業を推進・強化します。出資後は、三井物産の保有する幅広い事業アセットとのシナジーを活かして、PRESPL社の事業拡大に取り組み、インドをはじめとしたグローバルでのバイオ燃料事業の拡大を目指します。これによりインドでの大気汚染などの社会課題解決に寄与し、地球温暖化をはじめとする地球規模の課題解決にも貢献していきます。
PRESPL社概要
正式名称 | Punjab Renewable Energy Systems Pvt. Ltd. |
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所在地 | インド/マハラシュトラ州ムンバイ |
創業年 | 2011年 |
代表取締役社長 (Managing Director) |
Monish Ahuja |
従業員数 | 約200名 |
事業概要 | 農業残渣集荷・供給、熱源供給、ブリケット製造事業 |
ウェブサイト |


三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる