三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安永竜夫、以下、「三井物産」)は、CO2の回収・貯留(Carbon Capture and Storage、以下「CCS」)の事業会社である在英国のStoregga Geotechnologies Limited(以下「SG社」)に出資参画します。
SG社は同社100%子会社のPale Blue Dot Energy Limitedを通じて、英国政府が掲げるCO2排出量削減と2050年までのCO2 Net-zero emissions達成に向けて、英国ならびに周辺諸国から排出されるCO2の回収・輸送・貯留を行うAcorn CCSプロジェクトを開発中です。Acorn CCSプロジェクトは有望なCO2貯留層として、生産が減退した油田やガス田を活用し、既存インフラを転用することでコスト競争力を実現します。また、SG社は大気中から直接CO2を回収するDirect Air Capture技術の事業化などにも取り組んでいます。
三井物産は石油・ガス上流事業の知見と広範なビジネスネットワークを活用し、SG社への経営参画および業務提携を通じて同社の事業基盤の強化を支援します。また、当社はCO2の回収・利用・貯留(Carbon Capture, Utilization and Storage(以下「CCUS」)事業に関する制度設計が先行しつつある英国や欧州で得た知見を活用して、グローバルなCCUS事業を展開し、「環境と調和した社会」の実現に向けて世界にCO2削減ソリューションを提供することを目指します。
SG社の概要
会社名 | Storegga Geotechnologies Limited |
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登記所在地 | 英国 ウェストサセックス州 ハソックス |
設立年月 | 2019年 |
CEO | Dr. Nicholas John Cooper |
出資後の株主構成 | 三井物産 15.4%、Macquarie Group Limited(豪州) 21.5%、GIC(シンガポール) 15.4%、創業者(Nicholas John Cooperほか) 47.7% |
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三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。
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安定供給の基盤をつくる
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豊かな暮らしをつくる
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環境と調和する社会をつくる
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新たな価値を生む人をつくる
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インテグリティのある組織をつくる