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中国での畜水産物の加工・販売事業に本格参入

2019年6月20日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)、およびスターゼン株式会社(本社:東京都港区、社長:中津濵健、以下「スターゼン」)は、中国での畜水産物の加工・販売事業に向けた合弁会社の設立に合意し、同国の現地パートナーを含む3者間での合弁契約書を2019年6月18日に締結しました。本年9月に合弁会社の運営開始を予定しています。

中国は世界最大の畜水産物輸入国です。人口増加に伴う需要増加の一方で国内生産による供給には限界があるため、今後も輸入畜水産物を中心とした需要は大きく伸びていくと見込まれます。三井物産は、かねてよりこの中国の畜水産物需要の成長に着目し、当社の現地法人を通じて輸入牛肉を中心とした畜水産物の輸入・販売業務を展開してきました。今般、合弁会社の設立により、三井物産のグローバルネットワークや事業経営の知見に加え、スターゼンの有する食肉流通事業のノウハウを活用し、原料調達から加工・販売までの一貫体制を構築することで、同国での付加価値の高い商品提供ならびに地域に根付いた販売サービス提供を目指します。

三井物産とスターゼンは2010年の業務提携、2016年の資本提携を経て国内外での食肉事業の共同展開を促進しています。三井物産は中期経営計画でニュートリション・アグリカルチャー(食と農)を新たな成長分野の一つとして定め、本事業はその取り組みの一環です。

世界における良質かつサスティナブルなタンパク質の需要は、欧米のみならず中国・アジアでも人口増・中間層拡大に伴い増加傾向にあります。当社は本事業を通じて、生産性の向上と安定供給、食の高付加価値化へ取り組んでいきます。

会社名 三創商貿(深セン)有限公司(予定)
本社所在地 中国広東省深圳市
資本金 3,000万元(約5億円)
出資比率 三井物産55%、スターゼン25%、現地パートナー20%
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小売店での食肉販売の様子小売店での食肉販売の様子