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ブラジルの分散型太陽光発電事業会社Origo Energiaに出資参画

2019年4月12日


三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、ブラジルで分散型太陽光発電事業を展開するOrigo Energia(以下「Origo社」)に出資参画しました。出資比率は約17%です。ブラジルでは、その好日射量に恵まれる広大な国土を活かし、今後分散型太陽光発電の需要が大きく増加すると見込まれており、三井物産はOrigo社への出資を通し、ブラジルにおける再生可能エネルギーの普及に貢献していきます。

Origo社は、ブラジル国内で飲食店・スーパーマーケットなど小・中規模の法人を集客、300~500社の顧客コンソーシアムを形成し、各コンソーシアムに対してOrigo社が開発・建設・操業を担う分散型太陽光発電システム(各5MW以下)をレンタルするソーラーファーム事業のフロントランナーです。この事業を通じてOrigo社は、自社で太陽光発電システムを持てなかった顧客層に再生可能エネルギーによる電力調達の選択肢を提供することに成功。また、2019年に国際的な環境認証であるB Corporationを取得しています。
三井物産は、米国を中心に取り組んでいる次世代電力分野での知見・経験、さらにブラジルにおける強力な既存事業基盤から得られるネットワークを活用し、Origo社の事業拡大や価値向上を支援します。

現在、電力・エネルギー業界では3Dと呼ばれる低炭素化(Decarbonization)、分散化(Decentralization)、デジタル化(Digitalization)のメガトレンドが進行しており、太陽光発電や蓄電池等の分散電源やEV充電インフラ、それらを活用したエナジーマネジメントサービスのニーズが増加しています。三井物産は電力事業分野において、大型発電所を経営するIPP事業を基盤としつつ、3Dのメガトレンドを捉えた次世代電力事業への取組を進め、環境に優しい社会の実現に寄与していきます。

Origo社の操業中の分散太陽光発電所Origo社の操業中の分散太陽光発電所
Origo社のSurya CEOOrigo社のSurya CEO