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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は量子コンピューティングをグローバル展開するQuantinuum(クオンティニュアム、本社:米国コロラド州ブルームフィールド市、CEO:Rajeeb Hazra)へ出資参画しました。本出資は、米JPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)・米Honeywell(ハネウェル)・米Amgen(アムジェン)と共同で引き受けた計300百万米ドルの第三者割当増資の一環(うち三井物産50百万米ドル(約72億円))であり、本調達資金はQuantinuumが取組む、誤り耐性型量子コンピュータ*1・商用量子ソフトウェアの開発に充てられます。
また、三井物産とQuantinuumは、日本・アジア大洋州で量子コンピューティング事業の共同展開を進めるため、Distributorship Agreement(販売代理店契約)を締結しました。量子コンピューティングによるビジネス革新・イノベーションに取組む日本・アジア大洋州の先進ユーザーに対し、量子サイバーセキュリティ領域を手始めにQuantinuumの最先端の量子知見・ノウハウ・ソリューションを、共同で提案・提供します。
量子コンピューティングは、2035年には素材開発、ヘルスケア、金融サービス、サイバーセキュリティ、物流最適化等の様々な分野で約100兆円規模の価値創出をもたらすと予測*2される等、技術開発・活用検討が世界的に急加速しています。
三井物産は、今回のQuantinuumへの出資参画及び販売代理店契約の締結を通じ、資本・ビジネス両面において戦略的パートナーシップを更に深化し、三井物産のグローバルかつ広範な産業領域におけるビジネス知見とQuantinuumの先端テクノロジーを結合し、共同でのユースケース開拓・新たなビジネスモデル開発・顧客企業への価値提供を加速します。
*1 十分な数の量子ビットを備えても発生する誤りを、自動的に訂正しながら正確に計算できる量子コンピュータ(FTQC:Fault Tolerant Quantum Computer)
*2 出典:Boston Consulting Group “Quantum Computing Is Becoming Business Ready”(2023年5月)
会社名 | Quantinuum(クオンティニュアム) |
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所在地 | 米国コロラド州ブルームフィールド市 |
設立年 | 2021年12月(米Honeywell Quantum Solutionsと英Cambridge Quantum Computingが経営統合) |
代表者 | CEO Rajeeb Hazra(ラジーブ ハズラ)、日本法人代表取締役CEO 結解 秀哉 |
事業概要 | Quantinuumは、世界で最も強力な量子コンピュータと先進的な量子ソフトウェア・ソリューションを開発する統合型量子コンピューティング企業です。Quantinuumの技術は、新素材の発見、サイバーセキュリティの強化、次世代量子AI技術の開発などにおけるブレークスルーを加速します。Quantinuumは、370人以上の科学者とエンジニアを含む約500人以上の従業員とともに、グローバルでの量子コンピューティング革新に取組んでいます。 |
主要顧客 | Airbus、BMW、Honeywell、HSBC、JPMorgan Chase、Thales、三井物産 |
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三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。本件は、6つのマテリアリティの中でも、特に「環境と共生する世界をつくる」、「健康で豊かな暮らしをつくる」、「「未来をつくる」人をつくる」の実現に資する取り組みです。
持続可能な安定供給の基盤をつくる
環境と共生する世界をつくる
健康で豊かな暮らしをつくる
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「未来をつくる」人をつくる
インテグリティのある組織をつくる