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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、バイオ医薬品の後発医薬品であるバイオシミラーを製造開発するAlvotech S.A.(本社:ルクセンブルグ、以下「Alvotech社」)の転換社債62.75百万米ドル(約86億円)を、ATP Holdings ehf.(本社:アイスランド コーパヴォグル、以下「ATP社」)より取得するとともに、ATP社の親会社であるAztiq Pharma Partners S.à r.l と両社の医薬領域における協業に関する業務提携契約を締結いたしました。
バイオ医薬品は、化学合成により製造される従来の低分子医薬品に比べ、狙った分子にのみ作用するため、副作用が少なく、ガンや自己免疫疾患等において高い治療効果が認められています。また、これまで有効な治療法がなかった病気や従来医薬品では十分な治療を行うことのできなかった病気に対する治療薬として期待されています。
バイオ医薬品は化学合成品に比べ一般的に高額ですが、後発品であるバイオシミラーを活用することで、先発品と同等の薬効を安価に提供可能となります。バイオ医薬品市場の成長に伴い後発品であるバイオシミラーの需要も高まっており、全世界のバイオシミラー市場規模は、2026年には790億米ドルまで成長すると見込まれています。
Alvotech社はバイオシミラーを専門的に開発製造しており、高い専門性と技術力を有しています。また、アイスランドの自社工場で製造されたバイオシミラーは各国の販売パートナーを通じて世界90か国以上へ展開される予定です。
三井物産は、患者中心の医療への転換を図ると共に、そもそも医療が必要となる前に病気を予防する、さらにその先で一人ひとりの心身を満たすウェルビーイングの仕組みづくりが重要と考えています。そして「医療・予防・ウェルビーイング」の全てが充足した「ウェルネス」の世界を実現するために、実践の「場」を持つ強みと「デジタル」を掛け合わせて、様々な事業を推進しています。
三井物産は本件を通じ、治療効果が高い医薬品をより多くの患者に届けることで、患者中心の医療への貢献を目指します。
Wellness, the new wealth. – 三井物産は、当社の考えるウェルネスが世界中の人々にとっての新しい「豊かさ」となる未来を創造します。
会社名 | Alvotech S.A. |
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所在地 | ルクセンブルグ |
設立年 | 2013 |
代表者 | Robert Wessman |
従業員数 | 947 |
事業概要 | バイオシミラーの製造開発 |
ウェブサイトURL | |
上場証券取引所 | NASDAQ(米国・アイスランド) |
証券コード | ALVO |
三井物産のマテリアリティ(重要課題)
三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。本件は、6つのマテリアリティの中でも、特に「健康で豊かな暮らしをつくる」の実現に資する取り組みです。
持続可能な安定供給の基盤をつくる
環境と共生する世界をつくる
健康で豊かな暮らしをつくる
人権を尊重する社会をつくる
「未来をつくる」人をつくる
インテグリティのある組織をつくる