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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下三井物産)は、大手資源会社Anglo Americanの豪州原料炭事業の一部であり、クイーンズランド州に位置するグローブナー炭鉱を保有するAnglo Coal(Grosvenor)Pty Ltdから、日系パートナーと共に同炭鉱権益の一部を取得することに合意し、本日関連契約書に署名しました。三井物産の取得金額は82.1百万豪ドル(約62億円)で、出資比率は4.75%です。
グローブナー炭鉱は、コスト競争力に優れる良質な原料炭を、2016年から生産している操業中の炭鉱です。同炭鉱は、三井物産がAnglo American及び日系パートナーと参画中のモランバノース炭鉱に隣接しており、モランバノース炭鉱が保有する地上設備を共用しています。本権益取得を通じた出資比率の統一により、グローブナー炭鉱とモランバノース炭鉱の経営統合を図り、更なる操業効率化や生産量拡大を目指します。
世界的な鉄鋼生産増大を背景に、製鉄用原料炭の需要は堅調な増加が予想されます。三井物産はマテリアリティで「安定供給の基礎をつくる」を掲げており、今後も社会の発展に不可欠な資源の持続可能な安定供給に取り組んでいきます。
出資構成 | Anglo American 88.00% 日本製鉄株式会社 5.00% 三井物産 4.75% 日鉄物産株式会社 1.25% 神鋼商事株式会社 0.50% JFEミネラル株式会社 0.50%(いずれも投資子会社経由) |
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プロジェクト所在地 | 豪州クイーンズランド州マッカイから、南西に約190キロメートル |
精炭生産量(2018年実績) | 3.8百万トン(全量原料炭) |