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ミャンマー50MWガス火力発電事業への出資参画

2014年12月16日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、ミャンマーで発電事業を行っているMyanmar Power Pte. Ltd.(在シンガポール、以下「MPPL」)の株式44%を取得、出資参画しました。本件は、制裁解除後、日本企業にとってミャンマーにおける初めての電力事業案件です。MPPLは、インドネシア及びミャンマーで分散型発電事業を展開しているMAXpower Group Pte. Ltd.(本社:シンガポール、以下「MGPL」)の傘下にあり、MGPLの合意に基づき、MPPLと新株引受契約を締結しました。事業規模は約35百万ドルです。

MPPLはミャンマーに子会社MAXpower (Thaketa) Co., Ltdを設立し、発電容量50MWのガス火力発電所を建設、運営しており、ミャンマー電力公社(以下「MEPE」)と締結した30年間の長期売電契約に基づきMEPEに電力を販売しています。本発電所は、16台のGeneral Electric Jenbacher製最新鋭ガスエンジンと環境負荷の低い天然ガスを燃料として採用することで、ミャンマー国内の既存発電設備の中では最高レベルの発電効率を誇っています。本発電所は、昨年8月から商業運転を開始しており、電力不足が経済発展の足かせとなっているミャンマーで、安定した電力供給に貢献すると期待されています。

MGPLは、同社のNavigat Energy business unitを通じ、インドネシア、ミャンマー、シンガポール、タイにおいてGE Jenbacher製ガスエンジンの機器・部品販売並びにサービス事業を展開し、更に分散型発電事業をミャンマーとインドネシアにおいて行っています。分散型発電事業では、建設中も含め約450MWの発電容量を保有しております。

三井物産は本事業への出資参画を足掛かりとし、当社重点国の1つであるミャンマーにおいて、発電事業の開発に注力していきます。また、MGPLとのパートナーリングを強化し、ミャンマーのみならず今後の電力需要の急伸が見込まれる東南アジアの新興国を中心に、分散型発電事業の開発に積極的に取り組んでいきます。

プロジェクト概要

出資者 MAXpower Group Pte. Ltd.
三井物産
設備容量 ガス火力発電所 50MW (3.3MW x 16基)
電力販売先 MEPE
操業開始 2013年8月
発電所場所 ミャンマー・ヤンゴン市タケタ(Yangon Region, Thaketa)

プラント全景

プラント全景

ご注意:
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