お問い合わせ先
- 三井物産 広報部
TEL:080-5912-0321
FAX:03-3285-9819 - お問い合わせフォーム
三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、株式会社イワクラ(本社:北海道苫小牧市、社長:後藤英夫)、住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:市川晃)、北海道ガス株式会社(本社:北海道札幌市、社長:大槻博)との共同出資により、北海道苫小牧市に苫小牧バイオマス発電株式会社(以下「新会社」)を設立し、木質バイオマス発電事業(以下「本事業」)を行うことについて本日、株主間協定書を締結しました。
本事業は、新会社が苫小牧市晴海町に発電規模約5.8MWの発電設備を建設し、再生可能エネルギー固定価格買取制度(※1)を利用し発電事業を行うもので、2015年5月に着工、2016年12月の稼働を予定しています。
燃料となる木質チップには、北海道における林地の未利用木材(※2)を100%利用する計画であり、本事業の開始に伴い、新たに年間約6万トンの木材需要が発生する見込みです。これにより森林環境の整備が促進され、北海道における林業振興にも大きく貢献するほか、雇用の創出により地域の活性化にも寄与するなど、社会的な意義を幅広く有する事業となります。
三井物産は日本全国に社有林「三井物産の森」を約44,000ヘクタール保有しており、「社会全体に役立つ公益性の高い資産」として、長い年月をかけ林業を通じた保全活動を続けてきました。そのうちの約8割にあたる約35,000ヘクタールが北海道内に位置しており、本事業開始に伴い「三井物産の森」からも林地の未利用木材を新会社に供給する予定です。
三井物産は北海道支社を通じ地元に密着し、道内企業や自治体とのさらなるネットワークを構築すると共に、今後も木質バイオマス発電事業の経験を活かし新規エネルギー事業を発掘し、エネルギーの安定供給に貢献していきます。
※1 再生可能エネルギー固定買取制度: 再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を一定価格で電気事業者が買い取ることを義務付けた制度。
※2 林地の未利用木材: 間伐材や林地残材等の未利用資源(未利用の木材)
所在地 | 北海道苫小牧市晴海町40番4 |
---|---|
資本金 | 499百万円 |
出資比率 | 三井物産株式会社40% 株式会社イワクラ20% 住友林業株式会社20% 北海道ガス株式会社20% |
事業内容 | 木質バイオマス発電 |
使用燃料 | 林地の未利用木材 年間約6万トン |
主要設備 | 流動層ボイラー、蒸気タービン発電機 |
発電規模 | 発電端出力:約5.8MW(送電端出力:5MW) |
年間発電量 | 約40百万kWh(一般家庭約10,000世帯分の年間使用電力量に相当) |
設備稼働予定 | 2016年12月 |
ご注意:
本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。