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ブラジル農業生産合弁会社(SLC-MIT社)の操業拡大について

2014年10月8日


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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:飯島彰己、以下「三井物産」)は、昨年8月に設立した大規模農業生産合弁会社SLC-MIT Empreendimentos Agrícolas S.A.(本社:ブラジル、以下「SLC-MIT」)の増資引受を実行しました。SLC-MITは本増資に伴い、ブラジル最大の大豆生産地域であるマトグロッソ州に進出します。

SLC-MITは、三井物産とブラジル農業生産最大手であるSLC Agrícola S.A(本社:ブラジル、以下「SLC」)の合弁で設立した農業生産会社で、昨年よりブラジル東北部バイア州において2.2万ヘクタールの農地をリースし、大豆・綿花を生産しています。今回の増資は合計22.5百万米ドルで、うち三井物産が出資比率49.9%分の11.2百万米ドルを引き受けました。これに伴い、SLC-MITはブラジル最大の大豆生産地域であるマトグロッソ州において、SLCが保有する農園のうち、当初1.6万ヘクタールをリースし、大豆・トウモロコシ・ヒマワリを生産します。また、リースする農地は次年度より1.8万ヘクタールに拡大する予定です。SLC-MITは、ブラジルで業界最大手のSLCのノウハウを駆使し、効率的農園運営を進めるとともに、二毛作地の開発やさらなる農地拡大を進めていきます。

三井物産は東京都の半分にあたる約12万ヘクタールの農地を保有する農業生産会社Agrícola Xingu S.A.(本社:ブラジル、以下「Xingu」)を含む、マルチグレイングループを2011年に完全子会社化し、非遺伝子組み換え大豆の生産等を通じて、日本をはじめとするお客様向けに「安心・安全」な穀物の安定供給を実現しています。また、肥料・農薬事業やIT事業等との「総合力」を駆使して、独自の農業経営に挑戦しています。三井物産は今後も、XinguとSLC-MITという2つの農業生産事業の柱を通じて、世界有数の食糧資源国ブラジルにおける農業分野での確固たる地位を確立し、世界の食糧安定供給に貢献していきます。

SLC-MIT概要

正式名称 SLC-MIT Empreendimentos Agrícolas S.A.
所在地 ブラジル連邦共和国リオ・グランデ・ド・スル州ポルトアレグレ市
代表者 アウレリオ・パビナートCEO
設立年月 2013年8月
資本金 (増資前)28百万米ドル→(増資後)50.5百万米ドル
出資比率 SLC50.1%、三井物産49.9%
事業内容 農業生産事業
主要作物 大豆、綿花、トウモロコシ、ヒマワリ

三井物産がブラジルで保有・操業する農園分布図

三井物産がブラジルで保有・操業する農園分布図

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